世界ラリー選手権(WRC)

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WRC(世界ラリー選手権) 2015 第7戦 ポーランドが終了しました。

優勝はセバスチャン・オジェ選手。同じくフォルクスワーゲンチームのアンドレアス・ミケルセン選手を途中でかわし、そのまま逃げ切って勝利しました。初優勝を目指していたミケルセン選手は残念でしたが、それでも2位という結果は立派です。

3位には途中から勢いづいたフォードのオット・タナク選手が入り、表彰台の座をゲットしました。今季は池に落ちるなど不運なこともありましたが、そんなことを全部吹き飛ばすような会心の走りでした。ニューマシンとの相性が良いのかもしれませんね。

タナク選手と3位の座を争っていたヤリマティ・ラトバラ選手は最後のステージで頑張りすぎてクラッシュ。ゴールにたどり着くまでの間に何度もクルマが停止しながらもなんとか4位でフィニッシュしましたが、規程の時間を超えてしまったためにペナルティを受け、結局5位になってしまいました。ラトバラ選手はいつも最後までドキドキさせてくれます。悔しい結果ではあるけれど、なんとかリタイヤにならずに済んでひと安心です。

代わりに4位に繰り上がったのはヒュンダイのハイデン・パドン選手。最後まで頑張って走りきった後に思いもよらない幸運が舞い込んできました。

 

各選手のコメント等はこれから続々とアップデートされてきますので、次回のWRCニュースサマリーでお届けします。

 

世界ラリー選手権(WRC)

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WRC(世界ラリー選手権) 2015 第7戦 ポーランドのDAY3が終了しました。

前日から引き続き、セバスチャン・オジェ選手が首位の座をキープ。互角の走りを見せるアンドレアス・ミケルセン選手が5.6秒差で追い、フォルクスワーゲンの1-2体制となりました。3位にフォードのオット・タナク選手が入り、もう一人のフォルクスワーゲンドライバーであるヤリマティ・ラトバラ選手は僅か1.5秒届かず4位でした。タイヤの選択は相変わらず難しいようですが、大きなアクシデントもなく選手たちの実力がぶつかり合う展開になっています。

チャンピオンシップの順位がそのまま出走順となる今年のWRC規定により(最終日は前日までの成績を逆にした順番で走ります)、オジェ選手はここまで常に先頭走者であり続けました。最初に走ると路面上に溜まったホコリの掃除役になってしまい一般的には不利と言われていますが、それでも他者より速いのは驚きです。しかもこの日は舞い上がったホコリが次の走者が走り出しても消えてくれなかったので(無風状態だったんですかね?)、後続への煙幕攻撃になって逆にオジェ選手にとって有利な状況に傾きました。

前日より若干タイム差を付けられてしまった2位のミケルセン選手も、この件については不満を漏らしているようです。

「土煙がすごくて前が全然みえないんだよ。限界まで攻めてはみたけどタイムロスしてしまった。せっかく追いつけるチャンスだと思っていたのにね!」

さらに運の悪いことに、観客が集まりすぎてコースの安全が確保できず途中のステージがキャンセルになってしまい、オジェ選手との差を詰める機会をまた一つ失ってしまいました。最終日は2ステージのみ。逆転して初優勝の夢は叶うのでしょうか。

 

3位のタナク選手は昨日の失速を挽回する素晴らしい走りでした。ブレーキの問題も言及しなかったのでもう大丈夫なようです。現在最強のチームであるフォルクスワーゲンに匹敵する速さを見せ、ライバルチームに向かってこんなメッセージを発しています。

「忘れないでくれ、僕たちだっているんだ、そしてお前たちに負けないくらい速いんだぞ!」

 

5、6位にはハイデン・パドン選手、ティエリー・ヌービル選手のヒュンダイ勢が入り、ポーランドが故郷のロバート・クビサ選手がコースオフを繰り返しながらもなんとか踏ん張り7位と続いています。トップチームでリタイヤとなってしまったのは今のところフォードのエルフィン・エバンス選手のみ。エンジンを冷やすためのウォーターポンプという装置が故障してしまい、残念ながらストップしてしまいました。

 

最終日は2ステージ、14.60kmのコースを2回走ります。日本時間7月5日(日)16時10分スタートです。みんな頑張れ〜!

 

WRC 2015 Rally Poland ステージ9-13

 

WRC 2015 Rally Poland ステージ13-16

世界ラリー選手権(WRC)

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WRC(世界ラリー選手権) 2015 第7戦 ポーランドのDAY2が終了しました。

これまでのところトップ3はフォルクスワーゲン勢の独占となりました。セバスチャン・オジェ選手が首位に立ち、アンドレアス・ミケルセン選手が2.1秒差で追いかけています。初日は5位だったヤリマティ・ラトバラ選手も調子を上げ、少し離れていますが10.8秒差の3位まで順位を上げてきました。

ラトバラ選手は最初から飛ばすと心配になるので、この辺りから本気出してくれると嬉しいです。そしてミケルセン選手は今年も飛ばしてくれました。DAY2最初のステージでは平均速度131kmを記録。やはり高速コース大好きなんですね。しかし首位はオジェ選手。ミケルセン選手がミスした隙にサクっと抜き去っていってしまいました。

ポーランド北部では珍しく気温が30度に達するような予想外の暑さによって、各ドライバー共にタイヤのマネジメントに苦しめられました。通常スピードの出るコースでは、できるだけ滑ったりしないようにグリップ力の強い柔らかめのタイヤを選びますが、路面が熱くなると傷みやすく耐久性に問題が出てきます。

4位のオット・タナク選手(フォード)は、前半ものすごい調子が良くて2位まで上がりましたが、飛ばしすぎてしまったのかタイヤが保たず後半失速。ブレーキが前輪側しか効かなくなってしまったらしいですが、でも全力で行くよ!と言っているので最後まで走りきれるよう応援してあげたいです。

5位は前戦イタリアで初の表彰台に上がったヒュンダイのハイデン・パドン選手。彼はソフトタイヤよりは滑りやすいけど耐久性のあるハードタイヤをチョイスしたことが功を奏して後半徐々に順位を上げ、地元ドライバーのロバート・クビサ選手よりも1.5秒差で前に出ました。

誕生日に大クラッシュという嬉しくないプレゼントをもらってしまったシトロエンのクリス・ミーク選手は、首位から1分以上離されての8位といいところがありません。せめて走りきって入賞くらいはしないとこれからの1年が心配になります。頑張ってください。

DAY3以降、スピードが出せるけど耐久性に劣るソフトタイヤと、反対の性格を持つハードタイヤのどちらを選択するかも勝利への重要な要素になりそうですね。

 

DAY3は8ステージ計129.29km、再び開催拠点のあるミコライキの近くまで戻ってきます。日本時間7月4日(土)15時25分スタートです。

 

WRC 2015 Rally Poland ステージ1-5

 

WRC 2015 Rally Poland ステージ6-8

 

世界ラリー選手権(WRC)

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WRC(世界ラリー選手権) 2015 第7戦 ポーランドが開幕しました。DAY1はセレモニアルスタートと夜間ステージ1つのみです。

初日でトップに立ったのは、セバスチャン・オジェ選手。地元のヒーロー、ロバート・クビサ選手が記録したタイムを最終出走で0.5秒上回り、最後の最後で首位の座を奪いました。3位にはアンドレアス・ミケルセン選手が入り、フォルクスワーゲン勢の間にフォードが割って入る形となりました。

残念な結果となったのは、スタート当日に誕生日を迎えたシトロエンのクリス・ミーク選手。レース開始前のシェイクダウンと呼ばれるテスト走行で、スタート直後に5、6回横転する大クラッシュを起こしてしまいました。幸いクルマの修理が間に合って出走はできたものの、今度はスタートに失敗して初日は17位で終えました。

 

DAY2は8ステージ計152.54km、ロシアとニトアニアの国境近くで開催されます。日本時間7月3日(金)15時00分スタートです。

 

WRC 2015 Rally Poland クリス・ミーク選手のクラッシュシーン(ジーザス、クライスト!)

世界ラリー選手権(WRC)

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WRC(世界ラリー選手権) 2015 第7戦 ポーランドが開幕します。

今年で72回目という長い歴史を持つこのイベントは、前戦イタリアの荒い路面とは異なりスピードの出やすいステージが多くなります。2014年のスピードキング、フォルクスワーゲンチームのアンドレアス・ミケルセン選手は”Wieliczki”という最もスピードの出るステージで平均速度136.88kmという記録を叩き出しました。

去年は自身のスピードを武器に中盤までは同じチームのセバスチャン・オジェ選手と互角に渡り合ったミケルセン選手でしたが、終始安定した走りを見せたオジェ選手に後半及ばず惜しくも2位。でも今度こそはと相性のいいこの地で念願の初優勝を狙います。チャンピオンシップでも2位のマッズ・オストベルグ選手(シトロエン)に僅か3ポイント差の3位。優勝できれば今季のチャンピオンシップ争いにも名乗りを挙げることになります。今年はコース全体のうち9割近くが去年から変更となりますが、それが彼にとって吉と出るか凶と出るか要チェックです。

他の注目選手は、ポーランド出身で元F1ドライバーのロバート・クビサさんですね。今季はまだいい結果を残せていませんが、地元パワーで故郷のファンたちを沸かせてもらいたいところです。元々スピードには定評があるので、ニューマシンに慣れて安定した走りさえできれば表彰台に乗っても不思議ではありません。

DAY1のセレモニアルスタートは1ステージのみ、日本時間7月3日(金)2時00分スタートです。

 

WRC 2015 Rally Poland プレビュー

 

WRC 2015 Rally Poland ステージ紹介

 

WRC 2015 Rally Poland Refuel Special(給油シーンが見られます)

 

世界ラリー選手権(WRC)

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第7戦ラリーポーランドを来週に控えたWRC(世界ワールドラリー選手権)ですが、今週もドライバーやチームメンバーたちのコメントをwrc.comよりピックアップしてお届けします。

 

契約延長!

Mikkelsen extends Volkswagen deal

レースドライバーにとって、強いチームとのお付き合いは非常に重要です。フォルクスワーゲンチームのアンドレアス・ミケルソン選手は現在チャンピオンシップ3位で、6戦中4戦で3位以内に入賞しているなど安定した成績を評価され、複数年の契約延長というプレゼントを26歳の誕生日にもらいました。

「チームのみんなが僕と一緒に戦いたいと思ってくれていると知って、とっても嬉しかったよ。これからも、この素晴らしいチームで進歩しながら戦い続けるチャンスを貰えたことに感謝したい。ここまで僕らは正しい道を歩み続け、これからもより良い未来に向かっていけるんだって確信できたよ」

チームディレクターのヨス・カピートさんも、チームに加入してからのミケルソン選手の活躍を賞賛してます。

「彼とは去年、そして今年と大きな成果を共に築き上げて来たからね。あとは優勝してくれるのを待つだけかな?我々チームは彼の才能と、何事にも論理的でクレバーに取り組む姿勢に感心しているよ」

同じフォルクスワーゲンチームのセバスチャン・オジェ選手とヤリマティ・ラトバラ選手も複数年契約ではないかと報じられており、盤石の布陣が簡単に崩れることはなさそうです。

 

改良型マシンで参戦!

Upgraded Hyundai for Hayden in Poland

前戦ラリーイタリアで2位表彰台をゲットし、一躍シンデレラボーイとなったヒュンダイのハイデン・パドン選手ですが、実は後半いつリタイヤになってもおかしくない状況でした。ヒュンダイのWRCカー、i20には障害物に接触するような強い衝撃を受けると、ギアボックスと呼ばれる大事なパーツの固定が緩んでしまうという問題を抱えていたのです。ヒュンダイチームのトップ、マイケル・ナンダンさんがインタビューで以下のように答えてくれました。

「確かに、我々のクルマにはそういう問題があったよ。フロント部分に強い衝撃を受けた時、クルマを保護するパーツが内部に押し込まれてギアボックスを固定しているボルト類にダメージを与えることがあったんだ」

「わたしたちは、既にこの問題の修正に取り組んでいるよ。他の2人(ダニ・ソルド選手、ティエリー・ヌービル選手)はイタリアでは改良型を乗ってもらった。彼(ハイデン・パドン選手)はまだだったけど、ポーランドからは乗れるようになるよ」

チームの2トップと同じマシンをすぐに与えてもらえるなんて、やっぱり今後も期待されているようです。

 

次から本気出す!

Tänak promises a ‘proper go’ in Poland

今季第5戦ポルトガルからニューマシンを投入したフォードチーム。イタリアでは好走を見せ、マシントラブルに見舞われるまでは表彰台を狙える位置に付けていたドライバーのオット・タナクさんは、もっとクルマのポテンシャルを引き出したいと考えているようです。

「ポルトガルでは安全第一で走って、イタリアではマシンのセットアップを詰めるために少し飛ばしてみた。なかなか良い手応えだったよ。マシントラブルでレースの結果は残念だったけど、それでも今までの中でも一番前向きになれたラリーだった。潜在能力は高いし、最初にこのマシンに出会ってからリラックスして運転ができている。もちろんフォルクスワーゲンを倒すにはもっとやるべきことはあるけれど、僕らはいいクルマを手に入れたと思うよ」

「ポーランドではもっと楽しみたいね。そしてそろそろ本気を出していくよ。忍耐強く、良い成績を出すために何ができるのかを見つめ続ける必要もある。出走順とか路面状況とか今の僕らには楽なコンディションではないけれど、できる限りのことをやっていこうと思っている」

 

どのドライバーもフォードのニューマシンに対する評価は良いようなので、早く慣れてもっと良い走りを見せて欲しいと思います。

 

 

WRC 2015 イタリア・サルデニア アクションシーン

 

ハイデン・パドン選手の走り(SS20)

 

 

 

世界ラリー選手権(WRC)

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競技に参加した選手にもクルマにとっても過酷な戦いとなった、WRC第6戦イタリア・サルデニア。WRC.comのニュースから各ドライバーの声をピックアップしてお届けします。多くの意訳を含んでいますが、 そこは英語の勉強中ということでご容赦ください。

 

「まぐれじゃないよ!」

Paddon: Italy result was no one-off

優勝には届かなかったものの、誰もの予想を超える2位という成績で一躍スターの座に躍り出たハイデン・パドン選手。自分でも驚くような結果だったようですが、気持ちは更に高みを目指しているようです。

「本当に信じられないような週末だったね。もちろん、僕のドライバーとしてのキャリアの中でも特別さ。今年の目標としていた結果よりも上だった。これで今期後半戦のハードルがより高くなってしまったかな? もちろん僕たちはもっと表彰台に昇るために頑張るよ」

「今回の結果はまぐれなんかじゃないさ!でもこれで浮かれないようにしっかり現実を見て、地に足を付けて着実に成長していこうと考えているよ 」

残りのレースにはポーランド、フィンランド、そして彼の地元ニュージーランドに近いオーストラリアと、まだ得意とするコースがいくつも残っています。トップドライバーたちも油断していると、今回のように首位の座を脅かされるかもしれません。

 

「手を抜く気はないね」

Ogier’s warning to championship rivals

イタリアでも異次元の強さを見せたフォルクスワーゲンチームのセバスチャン・オジェ選手。チャンピオンシップではすでに2位のマッズ・オストベルグ選手に2倍近いポイントの差をつけていますが、今後も手加減する気はなさそうです。

「まだチャンピオンは決まっていないんだから、1ポイントでも多く奪いにいくつもりだよ。この競技はアンラッキーなことがいつ起きるかわからないからね。今のところ僕らの方針はとてもうまくいっているから、考えを変える必要もないしね」

この貪欲なまでに勝利に拘る姿勢も、オジェさんの強さの要因の一つだと思います。時には嫌悪されると知りつつも、頑なに自分の理想を貫こうとする精神力はまさに王者の証。そして自分自身にも対しても厳しい態度を崩しません。

「まだまだ完璧な走りではないね。深刻ではなかったけど小さなミスがいくつもあった。悪い路面状況に、僕らはとにかく冷静に対処しなければならなかったよ。サルデニアのようなラフな路面での勝利の秘訣は、無理にプッシュするより、とくかくマシンを無事にゴールまで届けるのが一番重要だからね」

彼の言う”無理しない”は他のドライバーにとってかなりのハイペースになんだと思いますが。まだまだ簡単にはトップの座を明け渡してくれはしないようです。

 

「日焼け止めが・・・」

Sun screen slip trips up Østberg

最終日に表彰台を目前にしながらコースアウトしてしまい、結局5位フィニッシュとなったシトロエンのマッズ・オストベルグ選手。重要な場面でのミスは日焼け止めクリームが原因だった?

「耳に日焼け止め用のクリームを塗ったんだ。ひどく日焼けしてしまってね。そしたら無線のイヤホンがツルツル滑って、ステージの途中で外れちゃったんだよ!」

「片耳は聞こえるし、それだけが原因じゃないけどね。ペースノート(コースの状況を細かく記したメモ。助手席に座るコ・ドライバーが読み上げてドライバーの運転をナビゲートします)も正確じゃなかったし。でもイヤホンに気を取られて集中力を少し書いてしまったのは事実かな」

他のドライバーはヘルメットに内蔵されたヘッドセットを使いますが、オストベルグさんだけは耳栓みたいなイヤープラグがお気に入り。誰にもわかってもらえない悩みですね。

「去年も使ってたんけど、こんなトラブルは初めてだよ!」

 

WRC 2015 イタリア・サルデニア SS19-23

 

WRC 2015 イタリア・サルデニア レビュー

世界ラリー選手権(WRC)

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4日間にわたり開催されたWRC 2015 第6戦 イタリア・サルデニア。ついに最終日を迎えました。

優勝は最後までミスをせずに完走したフォルクスワーゲンのセバスチャン・オジェ選手。一度も集中力を切らすことなく、圧巻の走りを見せてくれました。

2位はオジェ選手と中盤まで互角以上の速さをアピールしたヒュンダイのハイデン・パドン選手。後半はミスやマシントラブルに苦しみましたが、これで一気に若手有力選手の仲間入りです。

3位にはティエリー・ヌービル選手が入り、ヒュンダイは2-3フィニッシュという大きな結果を出すことができました。

 

詳細はこれからたくさん出てくると思いますので、今週のWRCニュースサマリーでお伝えします。

最終順位はこちらです

世界ラリー選手権(WRC)

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WRC2015第6戦、イタリア・サルデニア。DAY3に入ると王者の底力が他を圧倒し、ついにトップの座を奪いました。多くのドライバーが難易度の高いコースに苦しみ、パンクやクルマのダメージを抱える中、フォルクスワーゲンのセバスチャン・オジェ選手だけはミスもマシントラブルも起こさすに、安定したハイペースで最後まで駆け抜けました。

昨夜まで首位だったヒュンダイのハイデン・パドン選手も、途中まではオジェ選手のプレッシャーを跳ね除け素晴らしい走りを披露してくれましたが、SS17でついにスピン、2位に後退してしまいます。その後もギアボックスを損傷という致命的なダメージを負いましたが、なんとか順位をキープしながらDAY3の最終ステージまで完走し、最終日に繋げることができました。以下パドン選手のインタビューより引用です。

「もう全てが終わったと思ったよ。第4戦のアルゼンチンでもギアボックスに同じ問題が発生して、その時はそれで僕たちのラリーは終わってしまったからね。だけどコ・ドライバー(ジョン・ケナード選手。助手席に座ってコースのナビゲートをする役割の人)と話し合って、オイルを継ぎ足して緩んでいる部品をストラップで動かない様に固定したんだ。正直うまくいくとは思ってなかったから、後は祈るしかなかったよ」

原文はこちらです:Paddon: ‘I thought it was all over’

パドン選手のマシンは無事サービスパークと呼ばれる修理場所まで辿り着き、最終日に備えてメカニックが復旧作業をしてくれています。最終日の走行距離は短いので、あともう少しだけクルマが耐えてくれることを祈ります。

 

3位以降は各車トラブルに遭ってしまったおかげでトップからは3分以上も離されてしまいましたが、3位はシトロエンのマッズ・オストベルグ選手、4位はヒュンダイのティエリー・ヌービル選手、そして5位はフォードのエルフィン・エバンス選手と、堅実に走る選手が名を連ねています。

調子良すぎて心配だったフォルクスワーゲンのヤリマティ・ラトバラ選手は、残念なことに予想が当たってトップから約8分遅れの7位に後退してしまいました。パンクが続いたり、ジャンプ時の着地でサスペンションを痛めてしまったりと、運もあるんでしょうがちょっと勿体無いような感じがします。せめてリタイヤにはならないように、最後までフィニッシュしてもらいたいです。

最終日のDAY4は6月14日(日) 8時16分(日本時間では15時16分)スタートです。

 

WRC 2015 イタリア・サルデニア SS9-15

 

WRC 2015 イタリア・サルデニア SS16-18

世界ラリー選手権(WRC)

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12日から本格的な戦いが始まったWRC 2015 第6戦 イタリア・サルデニア。競技は今回23のSS(スペシャルステージ)と呼ばれるコースを走り、全てのタイムの合計で競い合います。

DAY2ではSS2からSS10まで。どの選手も滑りやすい路面を慎重に走り出しました。しかし、このところ好調だったシトロエンのクリス・ミーク選手がSS2で、フォルクスワーゲンのアンドレアス・ミケルセン選手がSS4でリタイアとなり、DAY2のラストステージではヒュンダイのダニ・ソルド選手も左リアタイヤを破損してリタイヤ。自身の復調の兆しに喜んでいたフォードのロバート・クビサ選手もSS3で路上の穴にはまってクルマを壊してしまい、走ることができなくなってしまいました。

Friday in Sardinia: the casualty list

 

ここで勢いよくトップに立ったのは、ヒュンダイの若手、ハイデン・パドン選手。ここまで2度入賞したことがありましたが、突然の飛躍に驚きです。その後続からはセバスチャン・オジェ選手とヤリマティ・ラトバラ選手のフォルクスワーゲンデュオが追いかけます。

Paddon on top in Italy

 

調子がいいと逆に心配になってしまうヤリマティ・ラトバラさんですが、一時はトップに迫るもタイヤをパンクさせてしまい、3位に後退してしまいました。幸運にもまだトップからはそれほどタイム差が離れていないので、最後まで頑張って欲しいです。

DAY3は6月13日(土)6時57分(日本時間では13時57分)スタートです。

 

WRC 2015 イタリア・サルデニア SS1-5

 

WRC 2015 イタリア・サルデニア SS6-8