F1世界選手権(Formula 1)

シャルル・ルクレールの存在が、弱いフェラーリの姿を猛々しい姿へと変えていく。だけど、ドライバーとチーム、それぞれの思惑はどこかちぐはぐで、とても脆く見える。そんな薄氷の上の勝利を手に入れたのは、チャンピオン争いの最適ルートからコースオフしてなかなか帰ってこれなかった人。

表彰台の真ん中に、おかえりなさい。

F1世界選手権(Formula 1)

シャルル・ルクレール。その名前からして優美。まだあどけなさの残る表情と爽やかスマイル、羨望のモナコ出身、ドライバーとしての類まれなる才能、他者の運命すら背負って戦う姿、ときおり醸し出すダークなオーラ。そして2019年シリーズに与えられたのは伝統の真紅のマシン。映画や小説でも敵わないくらいのパーフェクト王子様ステータス。

だけど彼は一日にして王になってしまわれました。

F1世界選手権(Formula 1)

F1ベルギーGP
Photo by Pascal Richier on Unsplash

悲劇が起きた場所を、色とりどりのマシンが何度も何度も通り過ぎていった。始めは重い空気に飲まれるように、次第に思いを振り切るように。レースの残酷さと美しさが共存する不思議な光景に、僕は吸い込まれていった。

F1世界選手権(Formula 1)

F1ハンガリーGP
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いったい何が悪いんだ?という心の声が聞こえてきそうな嘆きの走り。見えないはずのヘルメットの下の、苦虫を噛み潰したような表情がたやすく想像できてしまう。いやほんと、どうなってるの?これって。

F1世界選手権(Formula 1)

速く走るには速いマシンに乗れば良い。そんな現代F1の鉄則に天候が水を差す。雨なの?違うの?予測不能なレース展開が教えてくれるのは、チーム全員の底力でした。

F1世界選手権(Formula 1)

F1カナダGP
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F1の魅力ってなんだろう。デザイン?エンジン音?優勝を争うライバル?なんだか昔に応援していた頃とは様変わりしてしまったけれど、それでも今のF1にもたくさんのワクワクが詰まっていた。

F1世界選手権(Formula 1)

F1カナダGP
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モード11、ポジション5。

それは己の寿命を対価とし、この世の理を超えた伝説の力を得るという禁断の技。青く輝く大剣に秘められし力が13年の刻を超え、1人の勇者によって解き放たれる。

F1世界選手権(Formula 1)

F1フランスGP
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予選から魅せてくる。嬉しい誤算。本当は頑張って欲しいのはそっちのチームじゃなかったんだけど、なんて思いながらも気持ちが引っ張り込まれる。あの名門が帰ってきたのだから、しょうがない。

F1世界選手権(Formula 1)

いつになくピエール・ガスリーの姿が長回しで映し出される。ピンク色のマシンをDRSゾーンで一気に追い詰める。華々しい攻防戦の予感にムフフと笑いながらモニターを注視する。しかし、いつまで経っても攻略シーンを見ることは叶わなかった。

F1世界選手権(Formula 1)

f1
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インディ500、ル・マン24時間レースと並ぶ世界三大レースの1つ、F1モナコGP。異国という言葉がよく似合う上品な賑わいと華やかな街並み。その中に設けられたモンテカルロ市街地サーキットはウォールに囲まれた灰色の闘技場。カラフルさとモノクロームが共存した不思議な世界は、記憶の中の景色と変わっていなかった。