【F1 2018】第19戦メキシコGP/神さまの不完全な祝福

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チャンピオンチームと最速のドライバーを揃えて最大の勝利の確率をはじき出す。そのためのどんな努力も、条件次第ではあっさりと簡単に吹き飛んでしまうようなことが起こったりします。

特に計算度外視の人がいたりすれば、なおさらに。こういうレース展開大好きです。

何かがおかしいメルセデス

高い標高のせいで空気が薄く、それでも強いダウンフォースが生み出せるマシンが強いらしいメキシコGP。となるとやっぱり速いのは伝統的に空力大好きレッドブル。フリープラクティスからはっきりと結果に現れていていい感じ。ルノーも好調なのでエンジンとの愛称も良いみたい。

そんなレッドブルが予選でも大暴れ。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が最年少ポールポジション記録を狙ってトップタイムを叩き出すと、ダニエル・リカルド(レッドブル)が0.026秒上回ってせっかくの大記録を台無しに。フェルスタッペンは怒りが収まらず3時間くらいしか眠れなかったとか。

 

決勝スタートと同時に飛び出したのはルイス・ハミルトン(メルセデス)とフェルスタッペン。せっかくのポールスタートのリカルドは3番手に後退。優勝するしかないセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は今回もオープニングラップで接触。弾かれたのはバルテリ・ボッタス(メルセデス)の方でしたけど、またかーって焦りました。ここで優勝以外に選択肢がないから仕方ないのかもしれないんだけど心の余裕が無さすぎです。

で、そのライバルであるハミルトンはなぜかペースが上がりません。エステバン・オコン(フォースインディア)のマシンから外れたウイングが直撃してフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)がストップしてしまい、一度バーチャルセーフティーカーが入ってレースが再開するとフェルスタッペンが一気にタイム差を広げていきハミルトンは全くついていけません。予選から様子がおかしかったけど本戦でも引きずっちゃってますね。空力重視のセッティングがタイヤへの負担になっているようで摩耗が早く早々にピットイン。アメリカGPに続きメキシコでもどこか頼りないチーム戦略、もしベッテルにこんな未来が見えていたら焦って自滅することなかったのにな。

結局上位3チームの戦いはリカルドが不運なリタイアになったもののレッドブル、フェラーリ、メルセデスの順番で決着がついて、すごく気になったのはメルセデスのダメっぷりとフェルスタッペンの成長ぶり。来季のレッドブルはホンダエンジンでちょっと不安もあるけど、今年以上にトップ3のバトルが面白くなりそう。ハミルトンはチャンピオン獲得を表彰台の上で祝えないという悲しいタイトル決定戦になりました。今年のラストは満面の笑みで終わることができるのでしょうか?ちょっと暗雲?

荒ぶる時間帯を久しぶりに無傷で通過できたベッテルは頑張ったものの2位フィニッシュ。でも毎戦こういう戦いされたら超怖い存在だなと思います。やっぱりチャンピオン。キミ・ライコネン(フェラーリ)も淡々と表彰台とか、あとは組織がちゃんとしたら絶対強いチームですよね。

 

最近はポイント圏内にとどまることができずチームメイトの方が話題の多かった印象のあるピエール・ガスリー(トロロッソ)はPU交換により最後尾スタート。中盤くらいまでは浮上の機会もなかったのですが、ジワジワと順位を上げて10位フィニッシュ。PU交換とかチームの戦略がうまくいかないときにドライバーが頑張って結果を残すってカッコいいなぁ。ハートレーくんはさらに上にいけたはずだから、この結果は悔しいよね。あと2戦は気を取り直してね。なんだか中団の順位争いがすごく楽しいので中団専門カメラとか用意してくれたらいいのに。

 

おわりに

残念ながら地元メキシコのドライバー、セルジオ・ペレス(フォースインディア)はリタイアに終わってしまいましたが、この映像を見るとどれだけの声援を背に戦っているか伝わってきます。F1ドライバーって本当に英雄なんだなって思いました。

DAZNの見逃し配信が1週間くらいでハイライトのみになってしまうの知らなくて観戦直後のメモ頼みの感想になってしまいました。次は早めに書き出しておかないと。

もう1戦眠たいグランプリが続きますが、無理せず応援しましょうね!

 

【動画】F1 2018 メキシコGP レースハイライト

 

【動画】F1 2018メキシコGP トップ5モーメント

 

Photo by Pascal Richier on Unsplash