【WRC2018】世界ラリー選手権 第8戦ラリー・フィンランド開幕です

2018年7月26日

ラリー・フィンランド

長いインターバルを終え、ついに世界ラリー選手権が帰ってきました!7月26日(木)から開催される2018シーズン第8戦ラリー・フィンランド。北欧の超高速グラベルラリーは後半戦の展開を占うためにも非常に重要なレースになります。

簡単に、概要と見どころをご紹介します。

概要

美しい森林と、いくつもの湖が存在する妖精の国フィンランド。縦に長く伸びる国土の南端ヘルシンキから北へ約250kmに位置する学園都市ユヴァスキュラを拠点に、23ステージ317kmに及ぶ戦いが始まります。

かつては1,000湖ラリーと呼ばれたその場所はWRC屈指の高速イベント。上下左右にコースが波打つジェットコースターライドに、名物ステージ「オウニンポウヤ」での大ジャンプと見どころが満載です。

スピードが出るだけに一旦コースから外れてしまえばタイムロスは必至。しかもジャンプ直後に待ち構えるブラインドコーナーなど見えない罠がいつ牙を剥くかわかりません。ドライバーの自信とマシンへの信頼なくては満足に走ることもできない、勇気を試されるレースでもあります。

【動画】プレビュークリップ

 

【動画】ステージ紹介

 

見どころ

トヨタは母国ラリーで連覇できるのか?

昨年デビューしたばかりのトヨタ・ガズー・レーシングWRTにとって、1年前のラリー・フィンランドはほぼ完璧な結果となりました。優勝したのはトヨタチームと共にデビューしたばかりのエサペカ・ラッピ(コ・ドライバー:ヤンネ・フェルム)が初優勝、チームの正式参戦前からマシンの開発に力を注いでくれたユホ・ハンニネン(コ・ドライバー:カイ・リンドストローム)が3位入賞とチームの拠点があるフィンランドで大暴れでした。優勝に手が届く位置にいながらメカニカルトラブルで涙を飲んだヤリ-マティ・ラトバラ(コ・ドライバー:ミーカ・アンティラ)のマシンが無事であれば表彰台独占だって現実になっていたかもしれません。

今年はMスポーツから移籍したオット・タナック(コ・ドライバー:マルティン・ヤルヴェオヤ)が1勝を挙げていますが、ここまでマシンのトラブルや故障が多く強い印象がありません。縁起の良いホームイベントで復活を遂げて後半戦は調子を上げてくれるでしょうか?

 

優勝候補争いもヒートアップ!

絶対王者セバスチャン・オジエ/ジュリアン・イングラシアがシーズン前半で首位陥落という展開で今シーズンの総合優勝争いが面白くなってきました。

首位に立ったティエリー・ヌービル(コ・ドライバー:ニコラ・ジルソウル)はドライバーとしても精神的にも大きく成長しました。去年のような少し傲慢な姿勢も見られなくなり、あとは最後まで全力で走り抜くのみです。

ただし、選手権リーダーは初日のステージ先頭走者というハンデを背負いながら残り6線を戦い続けなくてはなりません。オジエは首位奪還を狙ってくるでしょうしマシンもアンダーステアなどの弱点も抱えています。ヌービルは前半戦の勢いのまま逃げ切ることができるでしょうか?今後を予想するためにも、ここフィンランドは見逃せません。

 

シトロエンはどこを目指す?

クリス・ミーク(コ・ドライバー:ポール・ネイグル)の衝撃的な参戦中止発表?で先行き不透明なシトロエン・レーシング。一応マッズ・オストベルグ(コ・ドライバー:トシュテン・エリクソン)を起用して体裁は整えたものの、このメンバーで落ち着くのかもはっきりしません。

フィンランド戦は他に若手のクレイグ・ブリーン(コ・ドライバー:スコット・マーティン)、カリッド・アルカシミ(コ・ドライバー:クリス・パターソン)の3台が登場。マシンもアップデートし戦う意欲をアピールしていますがやっぱり不安。

オストベルグ、ブリーン共に終始安定して走れるセカンドドライバー的な役に落ち着いてしまっているので個人的にはどちらかがエースとして覚醒してくれないかな〜と楽しみにしているんですが、それがフィンランドで見られたのなら最高に嬉しい。

 

おわりに

クルマってこんなに飛び跳ねたりするもんなのか!と驚いたり、ビックリするくらい速いマシンの挙動に惚れ惚れすることのできる楽しいラリー・フィンランド。総集編だけでも良いので多くの人に見てもらいたいなと思います。

 

画像の出典:TOYOTA GAZOO Racing