【WRC2018】世界ラリー選手権 第7戦ラリー・イタリア・サルディニア開幕です

ラリー・イタリア・サルディニア

6月7日より世界ラリー選手権(WRC)の第7戦、ラリー・イタリア・サルディニアが開催されます。いよいよシリーズ全13戦の折り返し地点に差し掛かり、少し長めのインターバルに入る前の締めくくりを迎えます。

概要と見どころをご紹介します。

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概要

イタリア半島の西に浮かぶサルディニア島は、地中海に浮かぶ島ではシチリア島に次いで2番目に大きな島。イタリア領ですが本土とは異なる文化を持つ特別自治州として統治されています。すぐ北にはツール・ド・コルスの舞台コルシカ島もあり、WRCファンならどちらも訪れてみたい場所です。

ステージの特徴はすぐ脇に木々が並ぶ狭いコースとパウダー状の砂に覆われトラクションのかかりにくい路面。隠れた岩などの障害物がいつマシンに襲いかかるかわからない恐怖、そして高い気温がドライバーたちを苦しめます。暑さはドライバーの集中力に影響を与えるだけでなく、タイヤの摩耗にも影響します。

柔らかめのタイヤでスピードを求めても熱で消耗が早まりダメになってしまったり、硬めのタイヤで挑めばタイムが伸びなくなったりと勝負の大きな要因にるので、それぞれのマシンがどんな選択をするのか注意してみるとより面白いと思います。

  • 1日目:1ステージ2.00km・リエゾン区間61.49km
  • 2日目:8ステージ124.18km・リエゾン区間398.56km
  • 3日目:7ステージ146.14km・リエゾン区間242.13km
  • 最終日:4ステージ42.04km・リエゾン区間130.23km
  • トータル:20ステージ314.36km・リエゾン区間1073.67km

【動画】プレビュークリップ

【動画】ステージ紹介

見どころ

巻き返しを狙うライバルたち

5年連続チャンピオンのオジエ選手をついに追い抜き今季のチャンピオンシップ首位に躍り出たヌービル選手。もともと定評のあった速さと安定感に加えて最近では忍耐力も身に着け、着実にポイントを稼げるようになりました。

ついに新チャンピオン登場の予感?でも、そんな簡単には行きません。

WRCではチャンピオンシップ上位のドライバーに出走順というハンディキャップが課せられます。特に首位に立つと先頭走者として真っ先にステージを走って汚れた路面のお掃除役となる任が回ってきます。オジエ選手はその重荷を背負い続けながらも頂点に君臨し続けており、ヌービル選手に同じことができるのかが重要になってきます。

2位に陥落したオジエ選手もこれまでにないくらい本気で攻めてくるでしょうし、3位のタナク選手もいつでも優勝を狙える選手へと成長しました。

クールに装いながらも意外と焦ったりして惜しい結果となった昨シーズンからどれだけ成長しているのか。ここからがヌービル選手にとって戦いの始まりになります。

 

シトロエンのエースは俺だ!

シトロエンチームから突然発表されたミーク選手の今季出走取りやめ宣言。チームは今後の方針を発表できないまま、ポルトガル戦に出走したブリーン選手とオストベルグ選手でイタリア戦に挑みます。

ミーク選手のミスの多さは確かに問題ですが、彼を中心にした体制を作っているはずなのにローブ選手をスポット参戦させたりミケルセン選手に手を出したり一番落ち着きがないのはチーム運営側だと思うのですが、オジエ選手が興味を持ってくれれば断る理由はない、みたいなこと言ってるのが困りもの。

でもレギュラーシートを探していたオストベルグ選手にとっては追い風になりました。同世代のヌービル選手よりも先に優勝を飾り将来を期待されましたが、その後は遅れを取ってしまいました。堅実に完走できるドライビングスタイルの一方で一発の速さが不足しているという弱点も持っていますが、最近では大ジャンパーとして注目を浴びるなど性格も少し変わってきた様子。せっかくやってきたチャンスをガッチリ掴んで、もう一度トップレベルの戦いに戻ってきてください!

 

心配なラトバラさん

3戦連続ノーポイントで、気がつけばミーク選手よりも選手権の順位が下になっていたラトバラ選手。

今年こそはチャンピオン争いにも加わることを期待していたのですが、残念なことになってしまいました。マシンのダメージよりもメンタル的なダメージの方が大きいアクシデントが続いているので、これ以上続くと心が折れてしまうんじゃないかと心配です。

さすがに選手権争いは難しいけど、まずは最終ステージまで走りきって雄姿を見せてください!

 

おわりに

過酷なだけでなく、ミッキージャンプと呼ばれるジャンプスポットもあり観戦してても楽しいラリーですよ。F1とスケジュールが被ってますが、ぜひWRCも応援してくださいね。

 

画像の出典:TOYOTA GAZOO Racing

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