【WRC2018】世界ラリー選手権 第2戦ラリー・スウェーデン開幕です

ラリー・スウェーデン

F1はまだマシンのお披露目も済んでいませんが、WRC(世界ラリー選手権)は早くも2戦目に突入です。

2月15日から開催される第2戦ラリー・スウェーデン。舞台は今季最初で最後の本格的な雪上ラリーです。概要と見どころをご紹介します。

概要

ラリー・スウェーデンはシーズンを通して唯一の本格的雪上ラリー(モンテカルロは雪というより氷?)。豪快に白雪を巻き上げながら疾走するマシンの姿はここでしか見ることができません。

雪道では走るのが大変そうですが、特別にスパイクタイヤの使用が許可されており、その強力なグリップ力を活かしせるため平均最高速度はラリー・フィンランドに次ぐ速さと言われています。

また、コース脇に積みあがったスノーバンクにわざとマシンを当ててマシンの向きを制御するなんてテクニックを使うドライバーもいるなど、勝つためには特殊なスキルも必要になります。

首都ストックホルムから北西に約300km、サービスパークの置かれるトルシュビーを拠点とし、ヴェーネルン湖北岸のカールスタッドで2台が並走するスーパースペシャルステージからレースが開始。その後は北に広がる森林地帯を舞台にノルウェーとの国境をまたいでの雪上ラリー。19ステージ314キロに及ぶ戦いが始まります。

暖冬による雪不足が毎年心配されますが、今年は大丈夫なようですね。良かった。

1日目:1ステージ1.90km・リエゾン区間102.30km
2日目:7ステージ140.10km・リエゾン区間408.00km
3日目:8ステージ120.31km・リエゾン区間424.94km
最終日:3ステージ51.94km・リエゾン区間151.27km
トータル:19ステージ314.25km・リエゾン区間1,086.51km

【動画】プレビュークリップ

【動画】ステージ紹介

見どころ

ジャンプといえばコリンズ・クレスト

ラリー・スウェーデンの名物といえばコリンズ・クレスト。伝説のラリー・ドライバー、コリン・マクレー氏が大ジャンプで観客を魅了したことから名づけられ、今も多くの観戦者が訪れてマシンが離陸するたびに盛り上がる場所です。

昨年のお祭り男マッズ・オストベルグ選手は「直前でちょっとビビった」らしくベストまで1メートル届かず悔しがっていました。

現在までの最高記録は45メートル。今年は誰が超えて来るでしょうか?

ラトバラ選手 VS オジエ選手

雪上ラリーとなるラリー・スウェーデンは、小さい頃から雪道に慣れているフィンランドを始めとする北欧勢が圧倒的に強いイベントです。

現在最強のドライバー、オジエ選手でさえ3勝なのに、なんとラトバラ選手は4勝と彼を上回る成績。昨年もデビューイヤーのトヨタ ヤリスWRCで優勝しました。

昨年の最終戦、最終ステージでのリタイアがトラウマになっていたようですが、前戦モンテカルロの表彰台で払拭できましたし、ここは行くしかない!でも無理はしないでね。

オジエ選手だってあと1つ勝利すれば現役最多タイ記録。どっちが勝つでしょうか?(こんなこと書くと大体違う人が優勝するんですが)

 

オストベルグ選手の昇格試験

昨シーズンはレギュラーシートの座を失い、プライベートチームからのスポット参戦しかできなかったマッズ・オストベルグ選手。こラリー・スウェーデンでは久しぶりに古巣シトロエンからワークスチームの一員としてレースに挑みます。成績次第ではこのままチームに残留という可能性もあるので、雪道が得意な北欧ノルウェー出身ドライバーとしていい結果を出したいところ。

オストベルグ選手はエースドライバーとしての経験もあり、安定した走りには定評がある選手。速いけど成績が安定しないクリス・ミーク選手と、表彰台の常連になるにはもう少し経験が必要なクレイグ・ブリーン選手のチームメイトとして今考えられる最高の人選なのではないでしょうか。

ここ数年は表情に出すことが少なくなりましたが、実はとっても熱いハートの持ち主。それも去年の大ジャンプを見ると戻ってきた気がします。WRCにレギュラーとして復帰できる大きなチャンスをものにして、過去の優勝(1位失格による繰り上がり)とは違う自力での勝利を掴む第一歩を刻んでくれると嬉しいです。

 

おわりに

まだ新しいシーズンが始まったばかりで各チームの力量はわかりませんが、好調なドライバーはもちろん、1戦目で結果を出せなかった選手たちも本気で挑んでくるはず。お見逃しなく!

 

画像の出典:TOYOTA GAZOO Racing