【WRC2018】世界ラリー選手権 第1戦ラリー・モンテカルロ開幕です

2018年1月25日

ラリー・モンテカルロ

いよいよWRC(世界ラリー選手権)の新しいシーズンが始まります!

待ちに待った2018年シーズンの初戦は伝統のモンテカルロ。概要と見どころをご紹介します。

概要

ラリー・モンテカルロは今から100年以上も前、1911年に始まったとされる伝統の舞台。観光が経済の主要な産業である開催国のモナコ公国にとっては、F1モナコグランプリと並ぶモータースポーツイベントになっています。

しかしコースはほぼフランス。モナコ公国の公営カジノ前にスタートラインとフィニッシュラインが設けられ、選手たちはフランスの山岳地帯へと向かい、戦って再びこの地へと帰ってくるのです。

コースはターマック(アスファルトで舗装された路面)となりますが、冬の山々が大人しくしてくれるはずがありません。移り変わる天候こそが最大の敵なのです。

期間中ずっと晴れていれば快適なドライコンディションが期待できますが、ひとたび天候が崩れれば雨によるウェットコンディションの峠道、そして気温が下がれば凍結し、雪が降ればツルツルのコース上を積雪が覆ってしまいます。

先の先を読む野生の感覚と、タイヤチョイスなど戦略を的確に判断する論理的な思考の両方が求められるラリー・モンテカルロ。初日にはナイトステージも用意されており、シーズンの初戦から手を抜くことなど許されません。

精神的にも肉体的にも過酷な4日間の戦いが始まるのです!

  • 1日目:2ステージ62.18km・リエゾン区間250.47km
  • 2日目:6ステージ144.88km・リエゾン区間301.72km
  • 3日目:5ステージ117.55km・リエゾン区間541.02km
  • 最終日:4ステージ63.98km・リエゾン区間160.60km
  • トータル:17ステージ388.59km・リエゾン区間1,253.81km

【動画】プレビュークリップ

 

【動画】ステージ紹介

 

見どころ

2年目を迎えたトヨタの戦い

1年前のラリー・モンテカルロでデビューとなったTOYOTA GAZOO Racingは、ヤリ-マティ・ラトバラ選手/ミーカ・アンティラ選手の活躍で2位表彰台を獲得、見事な復活劇を演出しました。しかしマシンは途中でエンストを起こすなど満身創痍のゴール。2度目の今年は最後まで問題を起こさず走ることができるでしょうか。

オット・タナク選手の加入もトヨタ勢にとっては大きな意味を持ちます。昨年2勝したとはいえ、どちらもグラベル(未舗装路)ラリーでの勝利でターマックでは良い成績を残せませんでした。オット・タナック選手/マルティン・ヤルヴェオヤ選手のコンビは昨シーズンのドイツでターマック戦を制しており実績があります。ラリー・モンテカルロは少し特殊な環境ですが、トヨタにとって勝つために必要な条件は揃った今、期待せずにはいられません。

オジエ選手の5連覇なるか?

2014年から2017年まで4連覇を続けているのは、セバスチャン・オジェ選手/ジュリアン・イングラシア選手のコンビ。フォルクスワーゲン・モータースポーツ時代から、昨年移籍したMスポーツへとチームが変わっても圧倒的な強さを誇っています。

同じく4連覇の記録を持っているのが、現在トヨタチームの代表トミ・マキネンさんだったりします。マキネンさんの最多タイ記録を守れるのか、オジエ選手が単独で最多記録を更新してしまうのか。カギを握るのはトヨタのドライバーたち!これは頑張るしかありません!

他にも気になるドライバーたちの活躍!

ついトヨタびいきになってしまいますが、他のチーム、ドライバーだって目が離せません。

今年こそはと念願のチャンピオンを狙うのはヒュンダイのティエリー・ヌービル選手/ニコラ・ジルソウル選手のコンビ。昨年は初戦での痛いミスが最後に響きましたが今度はやれると信じたいです。

流浪のトップドライバー、アンドレアス・ミケルセン選手/アンダース・イェーガー選手も仲良しのヌービル選手と同じヒュンダイチームに加入。これで腰を落ち着けてレースに集中できるようになりました。

昨年初優勝したエルフィン・エバンス選手/ダニエル・バリット選手や今年はフル参戦のエサペッカ・ラッピ選手/ヤンネ・フェルム選手も初戦から期待大だし、安定のダニ・ソルド選手はカルロス・デル・バリオ選手との再タッグで走りがどうなるか気になるし、シーズン開幕はどの選手も目が離せません。

でも、本当に頑張ってもらいたいのはシトロエンの、クリス・ミーク選手/ポール・ネイグル選手とクレイグ・ブリーン選手/スコット・マーチン選手だったりします。去年は期待が大きかった分激しく落胆しましたから、今年はちゃんと結果につなげてほしいです。シトロエンC3 WRCは去年に引き続きカッコいいので、ちゃんとテレビに映ってね。

 

おわりに

デフェンディングチャンピオンのMスポーツはフォードの支援を受け体制強化、ヒュンダイは昨年の速さで自信をつけ今年こそはと宣言し、トヨタは勢いのあるドライバーが加入して飛躍の2年目を迎えます。シトロエンは微妙ですが、ミーク選手がいるので何が起こっても不思議ではありません。今年は去年以上に各チーム気合が入っているようで楽しみです。

その分結果が見えないので長い1年になりそうですけどね。

レース後の感想は以下になります。

 

画像の出典:TOYOTA GAZOO Racing