WRCニュースサマリー(07/10)

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WRC(世界ラリー選手権) 2015 第7戦 ポーランド。セバスチャン・オジェ選手とアンドレアス・ミケルセン選手によるチームメイト同士の優勝争い、そしてヤリマティ・ラトバラ選手を追い詰めるフォードのオット・タナク選手の快走と、選手たちの実力がぶつかり合った熱いレースとなりました。レース後にwrc.comにアップされた記事の中から、各ドライバーの心境やチームの動向などををいくつかピックアップしてお届けします。

※多少の意訳、超訳もありますが英語翻訳の勉強中ということでご容赦ください。

 

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実はドキドキの勝利だった?

Ogier: Tyre error almost tripped me up

今季のWRCにおいて7戦中5勝と絶対王者の風格漂うフォルクスワーゲンのエース、セバスチャン・オジェ選手。終盤まで争っていたチームメイトのアンドレアス・ミケルセン選手を最後に突き放しての勝利となりましたが、実は負けちゃうんじゃないかと内心穏やかではなかったようです。

それは土曜日の午後のこと。オジェ選手は柔らかくて速く走れるソフトタイヤと、スピードでは劣るけど耐久性の高いハードタイヤを組み合わて装着し、スタートしました。一方ミケルセン選手はハードタイヤのみを選択。

「スタート前はミケルセンがミスったな、なんて思ってたんだ。だけど気温が33度にも上昇すると路面も熱くなって、熱に弱いソフトタイヤではすぐに限界が来てしまった。そのときになって彼のタイヤ選択の方が正しかったと気づいたよ」

そんなミスがありつつも、灼熱のコースに負けないくらい熱い走りで勝利してしまったオジェ選手。舗装されていない、クルマ同士がすれ違うのがやっとの細い道にも関わらず、約300kmに及ぶコースを平均時速121.41kmで駆け抜けました。その6割以上はアクセル全開だったとか。

「相当なスピードが出るとは思ってたけれど予想以上だったね!トップスピードで走ってるときなんて本当にいい気持ちだったよ。ライブ放送を観てた友人達が教えてくれたんだけど、テレビ中継のヘリコプターより速かったらしいよ!」

 

伝説の男、復活!

Mäkinen heads up Toyota WRC programme

Mäkinen could scrap development Yaris WRC

2017年からWRC参戦を明らかにしていたトヨタのチームについて新しい発表がありました。まずチーム名が「Toyota Gazoo Racing」となり、チームの取締役には豊田章男社長が就任しすることになりました。

そしてチーム代表にはかつて三菱でWRC4連覇を成し遂げたトミ・マキネンさんに決まりました。実はマキネンさん、豊田社長のインストラクター(?)でもあります。

「トミ(マキネンさん)に初めて会ったのは2013年だったよ。彼は僕のドライビングコーチをしてくれたんだ。運転技術だけじゃなくいろんなことを教わったよ。そしてクルマ作りとラリーの深い結びつきが非常に重要であることも訴え続けてくれたんだ。彼の豊富な経験とマシン開発への創造性に富んだアイディアは、間違いなく大きな資産になるよ」

マキネンさんは元チャンピオンドライバーでありながらも、自身のチームを持っていたりします。その経験も活かされていきそうですね。

「ドライバーを引退してからは自分のTommi Mäkinen Racingチームを運営してたからね。トップカテゴリーではないけど、その経験もある。もちろんトヨタチームでの仕事はもっと大きいしやることもたくさんあるけどね!」

社長本人とチャンピオンドライバーが指揮をとるって、トヨタが本気で力を入れていることがよくわかります。2017年のデビューが待ち遠しいですね。

 

ヌービル選手、奇跡のローリング

Picture special: Neuville’s miracle roll

ベルギー出身のインテリ系ドライバー、ティエリーヌービル選手(ヒュンダイ)にアクシデントが起きたのは、次が最後のステージという終盤のこと。5位を走るチームメイトのハイデン・パドン選手を捉えようとした矢先でした。

ゆるいカーブで突如クルマが横転、ゴロゴロと転がったあと、ラッキーなことに四輪が地面に着いた状態で停止。すかさずレースを再開しました。

「何が起きたのか全くわからなかったよ!クルマが跳ねた時に少し走行ラインがズレて溝に引っかかったみたいだけどね。大したダメージもなかったし、本当にラッキーだったね」

その後もステージ最後まで木の柵や応援旗を引きずりながら走り続け、とんでもないアクシデントに遭いながらも終わってみれば11番目のタイムと悪くない結果に。クルマも丈夫だけど、大回転した直後でも普通に走れてしまうなんて普通じゃありません。WRCカテゴリーでもトップクラスのイケメンは冷静なんでしょうか天然なんでしょうか、レース後にはそんなことすっかり忘れてます。

「まぁ、悪くない週末だったよ。良いリズムも取り戻せたしね。タイヤの選択ミスがなければもう少し上の順位を狙えたかな。次のフィンランドが楽しみだよ」

 

 

 

ティエリー・ヌービル選手(ヒュンダイ)のクラッシュシーン(何かはさまっちゃってる)

 

WRC 2015 Rally Poland レビュー

 

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