【WRC2017】世界ラリー選手権 第12戦ウェールズ・ラリーGB(イギリス)開催です

2017年10月26日

WRC第12戦ウェールズ・ラリー・GB

10月26日(木)より、世界ラリー選手権の第12戦ウェールズ・ラリーGB(イギリス)が開催されます。伝統でもある予想不可能な天候に、運と実力が試される終盤の名物ラリー。

開催前に、概要と見どころをご紹介します。

概要

別名ラリー・オブ・レジェンド(伝説のラリー)と呼ばれる、長い歴史を持つウェールズ・ラリー・グレート・ブリテン。イギリス・ウェールズ地方の北に位置するディーサイドを拠点に3日間のイベントが始まります。

ステージの多くはウェールズ地方に広がる森林地帯を駆け抜けるグラベルコース。もしも天候が良くドライコンディションであればかなりの高速ラリーになります。しかし秋のイギリスで晴天はなかなか続きません。いつだって心に残る思い出は泥んこの中。

雨にぬかるんだ路面、森林を包み込む深い霧、ときには雪にも行く手を阻まれる難所の多いラリーですが、それでもこの地では悪天候こそが楽しみだと多くのドライバーやファンに愛される、WRCカレンダー終盤の名所です。

  • オープニング:1ステージ1.49km・リエゾン区間49.96km
  • 1日目:6ステージ119.32km・リエゾン区間395.23km
  • 2日目:9ステージ142.38km・リエゾン区間534.24km
  • 最終日:5ステージ41.17km・リエゾン区間204.31km
  • トータル:21ステージ304.36km・リエゾン区間1183.74km

【動画】プレビュークリップ

【動画】ステージ紹介

 

見どころ

天候との戦い

雨が降れば泥だらけ、霧が出れば洒落にならないほどの悪い視界に加え、暗闇の中を走るナイトステージも3年ぶりに復活。普通の人には地獄のような環境ですが、ラリードライバーにとっては挑戦というポジティブな言葉に早変わり。

イギリス独特の気候で、昨年も以下の動画の通りに泥と霧の中を走るコンディションになりました。しかしここを完走できればマシンにとっても良い経験になります。特にトヨタさんは参戦して初めてのグレートブリテンですから、ちゃんと走り切って来年に向けた準備をしてくださいね。

【動画】ウェールズ・ラリーGB 2016 ハイライト

 

ワールドチャンピオン決定?

残り2戦を残し、選手権リーダーのセバスチャン・オジエ選手が198ポイント、2位はチームメイトのオット・タナク選手が161ポイント、ティエリー・ヌービル選手が160ポイントでギリギリチャンピオン圏内。この3人に絞られました。

ここまできたらオジエ選手の5連覇はよほどのことがない限り安泰でしょう。勝てないシーズンでもトップを守り続けたことで、彼の本当の強さが見えたシーズンでもありました。

そして、ついに覚醒タナク選手。今年はワールドチャンピオンになれても不思議じゃないほどに成長しました。2018年はトヨタに移籍してますます活躍してくれそう。あれ、ラトバラさんが心配。

前回、前々回のラリーでまさかのノーポイントのヌービル選手はかなり厳しい立場に追い込まれましたが、最後までプッシュすると宣言しているので、せめてもう1戦優勝が決まる瞬間を伸ばしてもらいましょう。

あれ、この3人って去年のラリーGBで表彰台に上がったメンバーだ。

 

誰が優勝するのかも注目です

ついつい総合優勝の行方に目を向けてしまいますが、今大会の優勝者が誰になるのかにも注目しなくてはなりません。混戦模様の今季、ここまでの11戦で6人の勝者が生まれました。もう1人か2人、出てきてもいいんじゃない?

第11戦ラリー・カタルーニャで驚きの復活優勝を遂げたクリス・ミーク選手にとっては母国ラリーですから勢いに乗って連勝だってあるかもしれませんね。

母国といえば、フォード・Mスポーツのエルフィン・エバンス選手は母国どころかウェールズ出身のドライバー。よく知る場所だけに走りも期待できますし、きっと家族とか親戚とかも応援に駆けつけて来るんだろうな。地元パワーを受けて活躍してもらいたいドライバーの1人です。

 

おわりに

長いWRCシーズンも終わりが近づいてきました。でも振り返る前に残りのレースをエンジョイしましょう。ウェールズラリーはテレビ観戦でも楽しいステージなので、RedBull TVやWRCのYouTubeチャンネルでぜひご覧ください!

 

画像の出典:TOYOTA GAZOO Racing