『交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション1』が劇場で公開され、観賞してきました。
TVシリーズが大好きだったので観賞せずにはいられず、予定を急きょ変更して劇場へ直行。予想とはかなり異なる内容に戸惑いましたが、時間が経つにつれ受け入れられるようになりました。
ネタバレしないように感想を書いていきます!
あらすじ
感想:不満は残るけど間違ってはいない!
あくまでもTVシリーズありき
2009年に公開された『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』では、キャラクターをそのままに”もうひとつの世界”としてTVシリースとは全く異なるストーリーでした。
今作はあくまでもTVシリーズがベースにあり、その総集編+補完要素という構成になっています。なのでファンの方たちも当時の思い出を振り返りながら安心して観られる内容になってます。
逆にTVシリーズを知らずにいきなり観てしまったりすると、全く付いていけないので、ある程度は予習が必要な初見殺し映画っでもあったりします。
総集編の感じは否定できないけど・・・
TVシリーズを引き継ぐ、ということで物語の大きな転換点となるエピソードを中心に総集編的な展開が続くわけですが。
ちょっと使われる話の幅が狭いので、3章立てをこのペースで進めて大丈夫なのかな?という不安が頭をよぎったりもしたのは事実。倍くらい必要そうな気がしますが。
また、放送当時の画面サイズ4:3のまま使われており、新しい絵との切り替わりはすぐにわかってしまいます。実はこういう意図があったんだとかほんのりと新解釈を加えたりしつつ、横長の映画サイズの中に合わせて直してくれたらよかったのにな。
劇場から出るときに後ろにいた女性はかなり激高していて、隣の友人に八つ当たり気味でした。TVシリーズからの使いまわしが多すぎる!しかも同じようなシーンを繰り返して水増しするなんて!とか。うん、その気持ちもわかります。が、久しぶりにエウレカやレントンの動く姿を見た僕にとっては、あー、こんなことあったなと懐かしい気持ちになれたので、そんなに攻められるとこっちが申し訳ない気持ちになってしまいます。
前半だけでも観る価値あり!
とはいえ、新規映像には衝撃を受けました。
物語では過去の大災害として人々の心に残る「サマー・オブ・ラブ」の真相、伝説の存在として語られ続けるあの人の姿やデューイ、ホランド兄弟が並び立つ姿など、今まで映像化されなかったシーンに胸が熱くなります。
それに、レントンと出会う前のエウレカの過去。これを知ったうえでもう一度TVシリーズを復習すれば、きっと2人の運命をより深く理解できるようになると思います。
でもさ、どうせ時間軸行ったり来たりするんだから、思い切って序盤のシーンを全部後半クライマックスに持って行っても良かったんじゃないですかね?いや、このインパクトこそエウレカセブンらしいとは思いますけど。
おわりに
ガンダムでさえ途中で挫折した僕にとって50話コンプリートできたアニメはこれだけなので、きっと最終章まできちんと観てしまうことでしょう。
どれだけ年月が経っても、エウレカが「レントン?」って言うセリフはきっと耳から離れません。この一言だけで、いつだって泣きそうになることでしょう。それくらい思い入れのある作品なのに周囲に知ってる人いないのはなぜ?
なんだか感想と言いながらとりとめのない話になってしまいましたが、要するにエウレカ可愛いです、ということです。
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