WRCは次戦スペイン戦まで1ヵ月超の夏休みに入りました。再開までの間はWRCの動画などをお届けしていきます。
終わったばかりのラリー・ドイチェランドのハイライトでもと思ったらちょっと地味だったので、トヨタの若きドライバー、エサペカ・ラッピ選手が初優勝を飾ったラリー・フィンランドから、トップ5ハイライトをご紹介します。
5位:美しすぎる・・・スニネン選手の華麗な大ジャンプ!
今季前半はWRCの下位カテゴリWRC2で戦い、後半は念願のトップカテゴリでの参戦を決めたテーム・スニネン選手。地元フィンランドの応援を受け、デビュー2戦目ながら上位に食い込む爆走を続けます。
そのスニネン選手が見せた華麗なジャンプ。狭いコース上でも迷いなく空へ飛び出したマシンは安定した姿勢のまま四輪で見事な着地。まるでタイヤが地についているかのような美しい姿でした。
4位:ガチで痛そう・・・オジエ選手のクラッシュシーン!
今季は苦しい戦いを強いられながらもチャンピオンシップ争いをリードするセバスチャン・オジエ選手。ラリーフィンランドでは序盤で早々にリタイアと全く奮いませんでしたが、そのリタイアとなった瞬間を捉えた映像が4位に選ばれました。
ステージ4の波打つようなコースでジャンプした際、着地の衝撃でサスペンションを破損。その影響で思うようにマシンをコントロールできなくなり、スピードを落としきれないままにコースアウトしてしまいます。
そこに待ち受けていた木に激突した衝撃はすさまじく、フィエスタは大破。コ・ドライバーのジュリアン・イングラシア選手が脳震盪を起こしてドクター・ストップとなりました。
でもよくこんな事故で無事で済んだなぁと思います。イングラシア選手は無事ドイツ戦で復帰しました。良かった!
3位:ジャンプ中のアクシデント・・・クルマと一緒に何かが飛んだ?
こちらもジャンプによるアクシデント。打倒オジエ選手に燃えるティエリー・ヌービル選手が彼らしい地味なテイクオフ(低く飛んだ方がタイムロスも着地の衝撃も抑えられるのです)からのランディング。その瞬間、車内で何かが飛び跳ねます。
その正体は携帯電話でした。運よくヌービル選手の手の届くところに転がり、無事にコ・ドライバーのニコラ・ジルソウル選手の元に戻りました。
超高速で飛び跳ねる携帯電話。きっとヌービル選手の笑いのネタになったでしょうが、もしも顔面にヒットしてたら大変なことになっていたかもしれません。トレードマークのメガネもただでは済まなかったでしょうね・・・。
2位:過去最長!ジャンプに命をかけるオストベルグ選手の新記録
今季は順位よりも飛距離を意識して戦うマッズ・オストベルグ選手。フィンランドではついに大記録を打ち立てました。
その距離なんと50メートル!昨年までの最高記録は46メートルだったので、一気に4メートルも伸ばしてきました。今年からマシンがパワーアップした影響でしょうかね。
1トンを超える金属の塊が50メートルも宙を舞うって、よく考えたら怖いです。50メートルプール飛び越えちゃいます。
1位:表彰台まであと少し・・・スニネン選手に起こる悲劇!
最後は先ほども登場したスニネン選手。最終日、残り2ステージを残し2位表彰台まであとわずかのところまで来たスニネン選手。デビューからわずか2戦目での表彰台となれば記録的なスピード出世です。
ところが緩い右コーナーで、オットット、危ない危ない、グルグルグルー!とマシンがとんでもないことに!
いろんなパーツも飛び散って見るも無残な姿に。タイムロスして表彰台からも遠ざかってしまいました。トホホ・・・。
しかしなんとかマシンは動き4位でフィニッシュ。あともう少しだったのにね。シャンパンファイトは次回までおあずけです。
【動画】ラリー・フィンランド トップ5 ハイライト
おわりに
最近観賞した『ベイビードライバー』という映画の冒頭でスバルのインプレッサWRXが街中を爆走するのですが、その時のカメラワークがWRCの映像っぽくて、しかもラリーベース車両だったりで、もうこれだけで最高!という気分を味わえました。
そんな気分を毎回味わえるWRCのファンが増えてくれることを願っています。
他にも面白そうな映像があればまたご紹介していきますのでお楽しみに!
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画像の出典:TOYOTA GAZOO Racing