いよいよ7月27日から世界ラリー選手権の第9戦、ラリーフィンランドが開催されます。全レース13戦の中でも1、2を争う屈指のスピードバトルはもちろん見どころ満載ですが、トヨタにとってこの地での戦いは特別なものになります。
そんなチームの意気込みを感じてみましょう。
デビューしてから最初の故郷凱旋
トヨタのラリーチームの本拠地はフィンランド。実際にレースで走行するエリアからも近く、テストでもこの辺りを走りこんでいる文字通りのホームグラウンド。
チーム代表のトミ・マキネンさんもフィンランド出身だし、ヤリ-マティ・ラトバラ選手/ミーカ・アンティラ選手、ユホ・ハンニネン選手/カイ・リンドストローム選手、エサペッカ・ラッピ選手/ヤンネ・フェルム選手のドライバー、コ・ドライバー全員フィンランド人です。
マシンブランド以外、フィンランド100%?みたいなチームなので、地元で戦えるのは特別気合の入ることでしょう。気合入るでしょうけど、入りすぎて力み過ぎないでくださいね!
- チームにとってのホームイベントとなるWRC最速のグラベルラリーに挑む(TOYOTA GAZOO Racing)
- マキネン「チーム全員にとって特別なイベント」(ラリーXモバイル)
飛び交うフライングフィンたちの雄姿!
その他にもラッピ選手の昨年のライバル、テーム・スニネン選手やマックス・バタネン選手(1981年のワールドチャンピオン、アリ・バタネンさんの息子さんです)など多くの期待を背負うドライバーたちが参戦を予定しています。
このラリー・フィンランドは北欧勢が強い一戦としても知られており、特にフィンランド人は圧倒的に優勝回数が多いです。マキネンさんも5連勝してますね。白地に青の十字を背負う彼らが、高速コースをビュンビュンと疾走する姿を多く目にすることになると思います。
ラトバラ選手も過去3勝しているので、さぁ今年はどうなるでしょう?
- ホームイベントを待ち望むフライングフィンたち(J-SPORTS)
提携するマイクロソフトも新しい試みを提供
トヨタのラリーチームと提携し、ITの力で支援しているマイクロソフトもWRC観戦体験サービス「EchoCam(エコーカム)」を提供します。
これは、現地で走るヤリスWRCの写真を撮ると、マシンに搭載されたカメラが撮影者の姿を撮り返すという、謎のサービス。写真撮ってる最中なんて顔隠れちゃうんじゃ?と思いますが、実際やってみると面白いかもしれませんね。こういう試みをフィンランドからスタートすることにも、ここに賭ける意気込みを感じます。
残念なのは観戦場所まで行かなくてはならないこと。よし、来年こそはお金貯めて応援しに行かなきゃ。
- TOYOTA GAZOO Racingとマイクロソフトは全く新しいWRC観戦体験サービス「EchoCam」を提供(TOYOTA GAZOO Racing)
おわりに
スピードバトルを楽しめるスリル満点のイベントとなりますが、ラリーへの関心が高いフィンランドでは、ライブ中継などでちょっと周囲の観客に目を向けると新しい発見があるかもしれませんよ。
WRC+では、今回も5ステージのライブ配信を予定していますので気になる方はチェックしてみてください。
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(画像の出典:TOYOTA GAZOO Racing)