【映画感想】美女と野獣/エマ・ワトソンさんの目に狂いはなかった(ネタバレなし)

2017年7月1日

美女と野獣

4月21日から公開されている『美女と野獣』を観賞しました。友人に勧められてエマ・ワトソンさん目当てになんとなく足を運んだのですが、結果として見逃さなくて良かった~という大傑作。

そんな『美女と野獣』についての感想を書いていきますよ!

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あらすじ

小さな街に住むベル(エマ・ワトソン)は、読書好きで空想家の美しい女性。近所の人々からは変わり者扱いされ、町一番の人気者ガストン(ルーク・エバンス)だけが彼女の外見だけに惹かれプロポーズをしにくるばかり。

最愛の父モーリス(ケビン・クライン)が出かけた後、彼を曳いていた馬だけが戻ってきてしまい、慌ててベルは1人で探しに出かけます。

森の奥地で古びた城を見つけた彼女が見たのは、とても人間とは思えない野獣の形相をした城主(ダン・スティーブンス)の姿。

バラを盗んだ罪で捕らえられた父の身代わりとして牢屋に入ることになったベルは、その不思議な城で過ごすうちに、野獣の内面に隠された優しさに気付き始めるのでした。

【動画】「美女と野獣」日本版本予告

 

感想です

油断も隙もない完成度の高さ!

主演のエマ・ワトソンさんは演技のための努力を惜しまない人で、今作でも歌のダンスのレッスンに乗馬のトレーニングとみっちり稽古を積んで挑んだそうです。

この作品を観て感じたのは、製作に関わっている人全員が、彼女と同じように努力を惜しまず、可能な限りパーフェクトに近い映画を作ろうとしたんだろうな、という強い想いでした。

ディズニー映画というだけである程度の収益は見込めるでしょうから、お金の心配はそれほどしなくても良いのかもしれませんが、その分1分1秒でも素敵なシーンをスクリーンで流すためやれることは全部やったぜ!という自信が画面を通して伝わってきます。

きっと編集さんだって1秒たりとも違和感のあるカットは残さない!くらいの意気込みで仕事してます。映画を撮るお金がたくさんあっていいなぁ~と思う気持ちもありますが、与えられた仕事を完璧にこなさなければならないというプレッシャーを抱えながらの作業だったと思うと、もうね、みなさんに足向けて寝られませんよ。

 

​差別的表現と史実のズレは気にしない

美女と野獣の舞台は18世紀のフランス。史実であれば、まだ黒人が奴隷として扱われていた時代です。でも映画の中では肌の色に関係なく美しい男女が踊り、歌い、宴を盛り上げてくれます。

マレーシアやロシアでは同性愛表現を含むことが問題となり、上映が禁止になったり観賞できる年齢が変更されたりと影響がありました。個人的には全然たいしたことないと思うんだけど。

史実を捻じ曲げるとはけしからん!と怒る人もいるかもしれません。まだ差別的表現は受け入れられない方もいる時代なのでしょう。

でも、この映画を観て、映し出されているのは当たり前のことなんだよって思えるようになるとしたら。映画が人のマインドを新しい時代へと変えていけるのだとしたら。それってすごいじゃないですか?

かつてはプロパガンダとして利用されてきた過去を持つ映画業界ですが、人々を未来へと導くメディアとして役立てられるのなら、映画好きとしてもこんなに嬉しいことはありません。

これは映画だから、史実と比べたり現代の風習に縛られる必要なんてないんだから、もっともっと夢を見せてくれたっていいです。

 

これは、引きこもりVSリア充の映画?

城に閉じ込められ絶望の中で生きる野獣と対になるのが、街の人々という存在。夜になれば酒場に集まって、リーダー的存在のガストンを中心に大騒ぎ。

しかし段々と違和感を感じていきます。ガストンの大きな声に扇動され、なんとなく変化していく人々の様子を見ていると、今の世の中にちょっと重なります。

一方、彼らとは距離を持って生きてきたベルも、野獣を前にして孤独であったことを打ち明けます。

どっちが正しいかってことじゃないんだけれど、生き方を選ぶって難しいなと考えさせられました。生まれ育った環境にも左右されてしまいますしね。

 

やっぱり、エマ・ワトソンさん最高!

女性には読み書き不要!ただ結婚して子供を育てればいいという既成概念にとらわれず、読書をしては空想の世界に旅立ち、父譲りの発明アイディアを実践したりと孤軍奮闘するベルの姿。

その凛とした出で立ちを演じるのが、心の底からエマ・ワトソンさんで良かったと思いました。『ラ・ラ・ランド』の出演じゃなくこっちで正解でしたね。

周囲の噂に流されることない芯の強さ。怖い顔した野獣が目の前にいても引かない勇気。それでいて周囲の人たちに与える優しさ。完全に現代のベル=エマ・ワトソンのイメージでした。

どんな格好しても綺麗だし。豪華なドレスでのダンスシーンは生涯忘れられないかも。

 

今年2度目の号泣映画

今年の映画では『真白の恋』以来とっても泣いた映画になりました。

なぜ、この2作なのか自分では理由がわからなかったのですが、ツイッターでその答えを教えて頂き、これだ!と納得しました。

泣けて優しい気持ちになれる映画。いい言葉だなと思います。決して泣かそうとしているのではなく、心の中にしまってあったものを引き出してくれるような優しさってとこが大事なんでしょうね。

もちろん音楽もストーリーも素敵で、ちょっと落としてからのサプライズもお見事。全てが心に響く作品でした。

あと観たらわかるんですが、野獣(ビースト)って言葉には主役以外の意味も隠されています。それが何かはぜひご覧になって確かめてみてください。

 

おわりに

ミュージカル映画って苦手意識があったのですが、最近は全然気にならなくなりました。むしろ音楽の力に感動してサントラ買いたくなるほど本作は大好きです。

実は『アナと雪の女王』も食わず嫌いでまだ観賞していないのですが、そろそろ挑戦してみようかと思います。

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