【WRC2017】世界ラリー選手権 第6戦ラリー・ポルトガル開催です

2017年5月18日

WRC第6戦ラリー・ポルトガル

5月19日(木)より、世界ラリー選手権の第6戦ラリー・ポルトガルが開催されます。

舞台を南米アルゼンチンから再びヨーロッパに移し、第12戦まで続く欧州ラウンドの初戦となる重要な一戦。開催前にさらりとご紹介します。

概要

リスボンに次ぐポルトガル第二の都市ポルト。その近郊に位置するマトジーニュシュを拠点に繰り広げられるこのラリーイベントは、多くの熱狂的なファンの多さも特徴の一つ。かつては観客の中にマシンが飛び込み、大事故によってグループBという熱狂の時代の終焉を招いたのも、この地でした。

そんな熱くダイナミックなイベントでありながら、ドライバーにとっては非常に頭を使う必要のあるテクニカルなラリーでもあります。ソフトかつ岩場も多い路面はタイヤの選択も悩ましく、轍の深さや天候などによってコンディションも振り回されます。車高の高さなどサスペンション周りにセッティングを決めるのも難しく、最後に頼れるのは己の能力のみ。

そして最終日に待ち受けるのは、名物ファフェでの大ジャンプ。丘の頂上を見上げるテレビカメラには、空を舞うラリーマシンと共に映り込む、空撮ヘリの姿も圧巻。このシーンを見るためだけにWRC+に課金しても良いと思えるほど大好きな映像が見られるイベントです。

1日目:1ステージ3.36km・リエゾン区間88.77km
2日目:8ステージ148.32km・リエゾン区間432.88km
3日目:6ステージ154.56km・リエゾン区間447.08km
最終日:4ステージ42.93km・リエゾン区間211.11km
トータル:19ステージ349.17・リエゾン区間1179.84km

プレビュークリップ

ステージ紹介

見どころ

レースの見どころとしては、やはり大ジャンプは外せません。先の見えない上り坂を超えて着地した後にはすぐにコーナーが待っていて、空中で姿勢制御できないはずのマシンがどういうわけか次の予備動作に入っているという神業を目にすることができますので注目してみてください。

昨年優勝したのはシトロエンのクリス・ミーク選手。優勝かリタイアかのギャンブラーぶりを発揮している今年も、最後まで走り切れば二連覇も十分あり得えます。

序盤の残念っぷりから立ち直ったティエリー・ヌービル選手もグラベルとの相性の良さを維持してくると思われます。昨年はコースから落下、炎上という悲惨な目にあったオット・タナク選手も、今年は速さが話題になるように優勝争いに加わってもらえることを願います。

ここでそろそろ頑張ってほしいのがトヨタ勢。今季すでに優勝も果たしているとはいえ、上位陣が崩れる展開なしに勝てるほどの実力を示せていません。

これまでのグラベルステージは暑さという要因でトラブルを引き起こし優勝前線からの脱落が続いていますので、熱という問題が起きにくい、比較的涼しいポルトガルではノートラブルでフィニッシュし、あわよくば再びの表彰台を狙ってほしいと思います。

ようやく第3のドライバー、エサペカ・ラッピ選手も登場し戦力アップ。より多くの経験値と存在感をアピールできると良いですね。

【動画】ラリー・ポルトガル2016 ドローン空撮映像ハイライト

 

おわりに

やはりラリーといえば土煙を上げながら疾走する姿が似合います。お時間のある方は、J-SPORTSやWRC+などでぜひライブ視聴しながら応援をお願いします!

画像の出典:TOYOTA GAZOO Racing