【ラリークロス】世界ラリークロス選手権(WorldRX)第4戦メテ(ベルギー)の感想です

世界ラリークロス選手権第4戦ベルギー

5月12日から世界ラリークロス選手権(WorldRX)第4戦メテ(ベルギー)が開催されました。

2週連続となる白熱のバトル、昨年の王者4連勝となるのでしょうか、それとも新たなライバルが現れるのでしょうか。

第4戦の舞台はベルギー、メテサーキット

メテサーキットは、短いストレートと右に左へと続くS字の連続、1.149KMのテクニカルコース。抜きどころは難しいですが、一瞬のミスで背後から簡単に交わされてしまう油断のならない手強いレイアウトとなっています。

各コーナーはヘアピンから緩めのシケインまで多種多様な角度で構成され、コーナリングテクニックの見せどころの1つ。

最終コーナーに設けられたジョーカーラップもロスを最小限にクリアするのは至難の業。仕掛けどころはターン1からの飛び込みでしょうか。

COYOTE WORLD RX OF BELGIUM(FIA World Rallycross Championship)

【動画】メテのトラックプレビュー

予選~セミファイナル:予選を独占!フォルクスワーゲン!

とにかく予選に滅法強いフォルクスワーゲン勢がワンツー体制で予選を突破、主導権を握ります。ペター・ソルベルグ選手(Team PSRX Volkswagen Sweden:ポロ GTI)はQ1でトップ、ヨハン・クリストファーソン選手(Team PSRX Volkswagen Sweden:ポロ GTI)はQ2からQ4までトップを譲らずパーフェクトな出だし。

また、こちらもチームとして勢いのあったアンドレアス・バックラッド選手(Team Hoonigan Racing Division:フォード フォーカス RS)とケン・ブロック選手(Team Hoonigan Racing Division:フォード フォーカス RS)もセミファイナルまでそろい踏みでしたが、決勝に残ったのはバックラッド選手のみでした。

他には今期3連勝中のマティアス・エクストローム選手(Team EKS:アウディS1)が予選8番手と振るわないながらもしっかりと決勝へと駒を進め、前戦3位表彰台のティミー・ハンセン選手(Team Peugeot-Hansen:プジョー 208)も着実な結果でファイナル進出。ケビン・エリクソン選手(Team :MJP Racing Team Austria:フォード フィエスタ ST)が今季初ファイナルへの切符を手にしました。

【動画】予選Q1ハイライト

【動画】予選Q2ハイライト

【動画】予選Q3ハイライト

 

決勝:王者の進撃を阻止できるのは・・・?

スタートからホールショットを決めたのはソルベルグ選手、続いてハンセン選手が続きます。クリストファーソン選手選手はうまくイン側を抑え、バックラッド選手に接触を許しながらも3番手をキープします。

レースが動いたのは2週目の終わり、最終コーナーで外に膨らんだソルベルグ選手をハンセン選手が捉え首位に躍り出ます。無理に抑えようとしたソルベルグ選手はさらに態勢を乱し、そこに飛び込んできたのはバックラッド選手!押し出されるように外にはじき出され、無念のリタイアに。

一方、先にジョーカーラップをクリアしたクリストファーソン選手は、前を行くエクストローム選手をいくもとは違う気迫の走りで攻める、攻める、攻める。

エクストローム選手がジョーカーラップに向かったところで前に出て、さすがにハンセン選手との距離は・・・と思ったらハンセン選手がパンクで失速!最終コーナーを立ち上がってみると、なんとクリストファーソン選手がトップでフィニッシュ。それでもなんとか2位を守り切ったハンセン選手、そしてわずかの差でソルベルグ選手が3位となりました。

最終結果は以下をご覧ください。

Live Qualifying Results – Supercar – Circuit Jules Tacheny(FIA World Rallycross Championship)

【動画】決勝ハイライト

 

感想

前回に引き続き、またしてもソルベルグ選手との接触により運命の歯車を狂わされてしまったバックラッド選手。今年はなかなか波に乗れません。

そして優勝したクリストファーソン選手はスタート直後に当たり負けせず、自分のペースで戦略を組み立て実行できたことが大きかったように思えます。

元々スピードはトップクラスで予選の常連組、決勝での強さを磨いていけばいつだって優勝候補になれる素質は持っています。チームとしても今季初優勝と、ますます勢いづいていく予感。

しかし決勝のメンバーが固定化してしまって、若干の不満も感じます。ローブ選手でさえ常連組には残れないってどんだけレベル高いんでしょう。新しい顔ぶれにも期待したいところです。

 

おわりに

美味しいとこだけYouTubeのハイライトで見れたりはしますが、やっぱりライブってちょっと違うんですよね。できるだけ早く日本でもリアルタイムで見られるようFIAに頑張ってもらいましょう。

次回第5戦は5月の最後を飾るグレートブリテン(イギリス)!お楽しみに!

画像の出典:FIA World Rallycross Championship