【ラリークロス】世界ラリークロス選手権(WorldRX)第3戦ホッケンハイム(ドイツ)の感想です

世界ラリークロス選手権第3戦ドイツ

5月5日から世界ラリークロス選手権(WorldRX)第3戦ホッケンハイム(ドイツ)が開催されました。

バトルを重ねるにつれ段々と激しさを増してきた今回も、ぶつかり合いの応酬です。

第3戦の舞台はドイツ、ホッケンハイムサーキット

DTM(ドイツツーリングカー選手権)と併催となるホッケンハイムの全長は1.24km、12のコーナーを持つレイアウトです。

勝利の大きなカギとなるターン1から伸びる直線、後半はテクニカルでオーバーテイクは至難の業

注目は最終コーナー手前にあるジョーカーラップ。抜けきったとたんに待ち受けつ急角度のコーナーがあり、速度の異なるマシン同士が混ざり合う危険なポイントです。

COOPER TIRES WORLD RX OF HOCKENHEIM(FIA World Rallycross Championship)

 

予選~セミファイナル:WRC王者たちの貫禄

予選から当たりの激しい展開になりました。

Q2ではペター・ソルベルグ選手(Team PSRX Volkswagen Sweden:ポロ GTI)とアンドレアス・バックラッド選手(Team Hoonigan Racing Division:フォード フォーカス RS)が激突し最下位に。ソルベルグ選手はQ3、Q4で挽回しセミファイナル進出となりましたが、バックラッド選手は予選14位に沈み進出ならず。前戦でもジョーカーラップを忘れるなどありましたが、悪い流れはまだ続いている様子。

代わりに頑張ったケン・ブロック選手(Team Hoonigan Racing Division:フォード フォーカス RS)でしたが、決勝までは届かずセミファイナルでフーニガン勢は消えてしまいました。

逆に今回好調なのはセバスチャン・ローブ選手(Team Team Peugeot-Hansen:プジョー 208)。Q1、Q2を制し予選をトップ通過。前戦も決勝に残ったティミー・ハンセン選手(Team Team Peugeot-Hansen:プジョー 208)も続きます。

決勝に残ったのはマティアス・エクストローム選手とトッピ・ヘイキネン選手(Team EKS:アウディS1)、ソルベルグ選手とチームメイトのヨハン・クリストファーソン選手(Team PSRX Volkswagen Sweden:ポロ GTI)、そしてローブ選手、ハンセン選手となり、アウディ、フォルクスワーゲン、プジョーの3つ巴になりました。

今季は上位陣と中堅チームの差が開いてしまっているようで、ティマティマことティマ・ティマジヤーノ選手(Team STARD:フォード フィエスタ)もなかなぁファイナルに出られませんねぇ。

【動画】予選Q1ハイライト

【動画】予選Q2ハイライト

【動画】予選Q3&Q4ハイライト

 

決勝:驚異のスピード!

軽い雨の降る中、スタートからエクストローム選手が飛び出してトップに立ち、クリストファーソン選手を抑えます。後方ではローブ選手、ヘイキネン選手とのどつき合いを制し、スタートの出遅れから4位へとポジションアップ。

ソルベルグ選手はマシンのトラクション不足と滑りやすい路面に苦しみ前を追うことができません。予選トップで期待も大きかったローブ選手は最下位に沈んでしまいます。

首位争いはエクストローム選手と、必死に彼を追うクリストファーソン選手の2台に絞られます。しかしさすがに昨年の王者、ミスのない走りで全く隙を見せず首位でフィニッシュ。見事3連勝となりました。

最終結果は以下のリンク先でご確認ください。

Live Qualifying Results – Supercar – Hockenheimring(FIA World Rallycross Championship)

【動画】決勝ハイライト

 

感想

今年もエクストローム選手が強い!これで開幕から3連勝と勢いが止まりません。予選では互角の速さを見せるクリストファーソン選手ですが、微妙な距離を取って追走するため彼にプレッシャーを与えられず2位止まり。もう少し勝負強さを磨く必要がありそうです。

ソルベルグ選手の決勝での走りは、Q2での接触が影響しているのかキレがなく優勝を狙うにはほど遠いレベル。ローブ選手はまだ当たり負けしてしまうので、もっとアグレッシブにならないといけませんね。

ちょっとした隙にいつも飛び込んでくるのがハンセン選手なんですが、今回もやってくれました。今期初表彰台をゲットし、もっと勢いに乗ってもらいたいです。プジョーのドライバーはおとなしすぎですよ!

なお、優勝したエクストローム選手は併催されたDTM(ドイツツーリングカー選手権では第1レースで5位入賞しています。今、世界で一番強くて速くてタフなドライバーかもしれません。

 

おわりに

ライブ配信が見られないよ~とお嘆きのあなたも、YouTubeでは予選や決勝のハイライトが見られます。また、リアルタイムでラップタイムなどを確認できるライブタイミングが開始されましたので、映像は無理でも気持ちだけは楽しめますよ!

ライブタイミング(FIA World Rallycross Championship)

次回第4戦ベルギーは5月12日からと2週連続の開催です。お楽しみに!

画像の出典:FIA World Rallycross Championship