暑くて熱いラリー・メキシコが終わり、これから本格的な戦いが始まります。やっぱりラリーといえば砂煙を巻き上げながら豪快に走り抜ける姿が印象的ですね。
その前にもう一度、ハイライト映像で復習しておきましょう。
5位:ラトバラ選手(トヨタ)突然路上に黒い影が!
今季から参戦するトヨタのエース、ヤリ‐マティ・ラトバラ選手。ステージを走行中、路上を横切ろうとする黒い影が・・・。その正体はなんと犬でした!とっさに減速してハンドルを切り、ワンちゃんも驚いて逃げたので、事なきを得ました。
もっとスピードの乗っている場所だったら危なかったかも。
4位:ソルド選手(ヒュンダイ)オットット・・・ギリギリセーフ!
マシントラブルなどで苦しい戦いを強いられながらも、完走そして8位入賞を果たしたダニ・ソルド選手。ステージを疾走中、路肩の段差に乗り上げてオットット・・・。
しかし何事もなかったかのように走り続け、次のコーナーではクールにドリフトを決めてターン。さすがベテランのテクニックです。
横転する事なく、よろめいたくらいで済みましたが、アクセルを緩めた感じがしませんでした。ラリードライバーにとっては大した事ないのかも。
3位:ベルテッリ選手(Mスポーツ)オットット・・・からの悲劇!
続いてこちらもオットット映像。今季初の2017年スペックマシンで挑んだロレンツォ・ベルテッリ選手。テクニカルで狭い下り坂の途中にあるヘアピンコーナーに差し掛かったときの事でした。
コーナー内側の小さな岩に乗り上げてしまったのか、ゴロリーン!逆さまになってしまいました。
その後また走り出し、歪んで閉まらなくなった両サイドのドアをパカパカさせながらもなんとかゴールを目指すのでした。
2位:オジエ選手(Mスポーツ)チャンピオンがまたしても!
まだマシンとの相性が良くないのか、今年の初戦かららしくないミスの多いセバスチャン・オジエ選手。今回もそんなに難しくないコース上で痛恨のスピン。慌てて立て直すもそっち逆だから、逆!
すぐに気づいてターンして走り出しますが、失ったタイムは大きかった・・・。
終わってみれば総合2位でフィニッシュしたオジエ選手。1位までの差は13.8秒でしたから、これがなかったら優勝だったかもしれませんね。
1位:ミーク選手(シトロエン)どこに行くんだミーク選手
そして最後は今季初優勝を遂げたシトロエンのクリス・ミーク選手。2位のオジエ選手に37.2秒の差をつけ、堂々の最終ステージ。フィニッシュまで残り750メートルの地点で事件は起こりました。
長い右コーナーの途中でミーク選手のマシンがコースオフ、なんと一般車両を留める駐車場に飛び込んでしまいます。コースを見失ったのか、なぜかマシンは停車中の車の間を縫うようにドリフトしながらウロウロ。
ようやくコースに戻る出口を見つけ、強引に駐車場から脱出。無駄に時間をロスするし、タイヤはパンクするしで余裕の勝利危険信号が!
それでもなんとか後続を振り切り、初優勝となりました。
しかし、さすがラリードライバー、こんな場所でもドリフトしながら走るとは。
【動画】トップ5 ハイライトシーン
【動画】ミーク選手、優勝目前で?
おわりに
ラリー競技は長丁場なので、こんな風に美味しい部分だけ見られる映像がもっと多く流れると良いのになぁと思います。地上波でも30分くらいで良いので総集編やってくれないでしょうかね?
[amazonjs asin=”B01MU2T0VU” locale=”JP” title=”WRC 6 FIA ワールドラリーチャンピオンシップ (【特典】「トヨタ ヤリス WRC」プロダクトコード 同梱) – PS4″]
[amazonjs asin=”B01MS1RDPY” locale=”JP” title=”2016 FIA 世界ラリー選手権総集編 ブルーレイ版 Blu-ray”]
【WRC2017】世界ラリー選手権の競技ルールについて簡単に説明します(その1)
【WRC2017】世界ラリー選手権の競技ルールについて簡単に説明します(その2)
(画像の出典:TOYOTA GAZOO Racing)