【フォーミュラE 2016-2017】第3戦ブエノスアイレス(アルゼンチン)の感想です

2017年3月6日

FormuraE

​2017年2月18日にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスでフォーミュラE 2016-2017シーズンの第3戦が開催されました。3ヶ月のインターバルを経て2017年最初のレースは今後を占う上で重要な1戦です。

好調のあの人はコンディションを維持できたのでしょうか?不調のドライバーは運気上昇のきっかけをつかめたのでしょうか?

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コース:前半は高速セクション、後半はテクニカルセクション

全長2.48km、12のコーナーを持つブエノスアイレス市街地コース。スタートからの直線は、続くヘアピンでのオーバーテイクの布石となりそうです。角度を浅いコーナーを抜けながら長い直線の先には急角度のコーナーが続き、テクニカルなセクションへ、後半はクリアするのが難しいシケインが続き、この辺りは追い抜くのが大変そう。前のマシンとの差を詰めてスタート地点のストレートに賭ける戦略が見えてきます。

【動画】ブエノスアイレス コースレイアウト

【動画】ダリオさんのコースガイド

 

予選:ついにあの人が復活!?

予選

ターン4と名付けられたコース2つ目のヘアピンが鬼門となり、バランスを崩したりクラッシュするマシンが続出。そんな中でも2連勝中のセバスチャン・ブエミ選手(ルノーe.ダムス)は安定した走りを見せます。

予選トップは新しいチームに移って一層元気なジャン・エリック・ベルニュ選手(テチーター)、2位のブエミ選手の後にはどこか安定しない走りながらもルーカス・ディ・グラッシ選手()が食いつき、オリバー・ターベイ選手とネルソン・ピケJr.選手のネクストEVニオ勢が共にスーパーポールに進出しました。

スーパーポール

クラッシュが多いコースのせいか、全車おとなしめなアタック。やっぱり元気なベルニュ選手ですが、勢い余ってしまってタイムロス。ブエミ選手には勝ったものの、その上を行ったのはディ・グラッシ選手。不安定な走りながらもトップタイムをマークしました。

なんとディ・グラッシ選手、これが初ポールポジションだとか。意外。

【動画】予選ハイライト

 

決勝:あれれ?失速?

前半

せっかくポールポジションからスタートしたとディ・グラッシ選手ですが、次々に抜かれ5位まで落ちていきます。代わりにトップに立ったのはベルニュ選手でしたが、ブエミ選手があっさりと交わし首位に。後続を引き離しにかかります。

前戦で優勝争いに絡んだものの、燃費走行ができず悔しい思いをしたフェリックス・ローゼンクヴィスト選手(マヒンドラ レーシング)は他より1周分多い電力を残して走行。今回は順位よりも先を見据えたテクニックの習得でしょうか。

後半

ディ・グラッシ選手がピットアウト時にピケJr.選手と接触しそうになりヒヤリとしましたが、無事通過。ピケJr.選手はお怒りです。

ローゼンクヴィスト選手が1周多めにこなしてピットイン。後半に期待しましたが、なんとピットアウトできず。せっかく前半頑張ったのに~。ということで戦線から離脱してしまいましたが、なんとか走り出すと有り余る電力を使ってファステストラップをゲット。今期はスーパーフォーミュラにも参戦するようですが、注目の逸材です。

ここでもやはりブエミ選手強し。ベルニュ選手が食らいつきますが完全にタイムコントロールされそのままフィニッシュ。ブエミ選手3連勝です。ディ・グラッシ選手は後半持ち直し3位表彰台をゲット。なんとか選手権争いに踏みとどまりました。

 

【動画】決勝ハイライト

【動画】決勝ハイライト(約50分拡大版)

 

順位結果

1位:セバスチャン・ブエミ選手(ルノー e.ダムス)
2位:ジャン-エリック・ベルニュ選手(テチーター)
3位:ルーカス・ディ・グラッシ選手(ABTシェフラー アウディスポーツ)
4位:ニコラス・プロスト選手(ルノー e.ダムス)
5位:ネルソン・ピケJr.選手(ネクストEVニ)
6位:ロイック・デュバル選手(ファラデーフューチャー ドラゴン レーシング)
7位:ダニエル・アプト選手(ABTシェフラー アウディスポーツ)
8位:ジェローム・ダンブロシオ選手(ファラデーフューチャー ドラゴン レーシング)
9位:オリバー・ターベイ選手(ネクストEVニオ)
10位:ホセ・マリア・ロペス選手(DSヴァージン レーシング)

詳しい結果は以下をご覧ください。

第3戦ブエノスアイレス(アルゼンチン)リザルト(テレビ朝日)

 

感想

ディグラッシ選手の覇気のなさがとても気になりました。後半は少し盛り返しましたが、ブエミ選手に追いつこうという気迫が全く感じられません。マシンの性能差が広がってしまったのも理由の1つでしょうが、それを自らの手で補おうという意思を見せてくれてもいいのに・・・。

せっかくフォーミュラeに注目が集まりつつある時期なのに、このままだとブエミ選手圧勝というつまらないレースが続くだけの1年になってしまいそうです。

今後注目したいのは、ここに来て勢力図に変化が見られる点です。初代チャンピオンなのに昨シーズンボロボロだったピケJr.選手が復調の気配を見せ、ベルニュ選手も勢いがあります。新星ローゼンクビスト選手が現れ、ホセ・マリア・ロペス選手もようやくポイントを獲得できるところまで慣れてきました。WTCC(世界ツーリンカー選手権)を2度制覇した力は侮れません。

そろそろ選手権争いの候補が増えてくれないと、盛り上がらなくなってしまいます。みなさん頑張って!

 

おわりに

王者ブエミ選手に対抗できるドライバーが早く登場してくれませんかねぇ。

第4戦は4月1日メキシコでの開催となります。お楽しみに!

画像の出典:motorsport.com

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