Mスポーツ5年ぶりの優勝、セバスチャン・オジエ選手の4連覇、トヨタのデビュー戦2位表彰台と話題尽くしの開幕戦となったWRC。続いてのスウェーデンではどんなドラマが待っているのでしょうか?
概要
ラリー・スウェーデンは本格的な雪上ラリーとなります。スパイクタイヤを装着しても滑りやすい路面と路肩に積みあがる雪壁。ドライバーたちはそんな状況さえ利用して、わざと路肩の雪に接触させてマシンの向きを制御したりと神業も冴え渡ります。
スウェーデンとノルウェーの国境を跨ぐレースのスタートは、スウェーデン最大のヴェーネルン湖北岸の都市カールスタッド。偉大なラリードライバー、コリン・マクレーの名を付けられたコリンズ・クレストと呼ばれるジャンプポイントを経て最終パワーステージのトルスビューへ。
モンテカルロの勢いそのままにMスポーツとトヨタが強さを見せるのか、それともヒュンダイとシトロエンの逆襲なるか。長いシーズンで先手を取るために、誰もが負けるわけにはいかない一戦となります。
1日目:1ステージ1.90km・リエゾン区間102.33km
2日目:7ステージ145.58km・リエゾン区間386.70km
3日目:7ステージ125.38km・リエゾン区間449.10km
最終日:3ステージ58.80km・リエゾン区間148.80km
トータル:18ステージ331.66km・リエゾン区間1,086.93km
【動画】ラリー・スウェーデンの紹介
【動画】ラリー・スウェーデンのステージ紹介
見どころ
ラリー・スウェーデンの見どころと言えば、なんといってもまずはコリンズ・クレスト。各ドライバーが己の自信と誇りを懸けて、大ジャンプに挑みます。昨年のレコードはなんと45メートル!レギュレーション変更で380馬力へとパワーアップしたマシンは一体どこまで記録を伸ばすでしょうか。
そしてもう1つは北欧出身ドライバーたちの活躍。2014年、2015年とフランス出身のセバスチャン・オジエ選手が連勝していますが、歴史的にスウェーデン、フィンランド出身ドライバーが強いイベントです。
フィンランドといえば、トヨタの開発拠点でもあります。今回出走するドライバーもヤリ‐マティ・ラトバラ選手、ユホ・ハンニネン選手とフィンランド人ですし、ここは期待してもいいとこじゃないでしょうか?
他にもお隣ノルウェー出身ドライバー、マッズ・オストベルグ選手が今季初参戦。同郷のWRC名物男、ヘニング・ソルベルグ選手(ペター・ソルベルグ選手のお兄さん)も登場です。プラダの御曹司ロレンツォ・
おわりに
雪不足に苦しんだ昨年とは違い今年はしっかりと積もりそうなので、白雪を巻き上げながら豪快に走り抜ける良い映像がたくさん流れることでしょう。
今年最初で最期の雪上ラリーをお見逃しなく!
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【WRC2017】世界ラリー選手権 第2戦 ラリー・スウェーデンの感想です
【WRC2017】世界ラリー選手権の競技ルールについて簡単に説明します(その1)
【WRC2017】世界ラリー選手権の競技ルールについて簡単に説明します(その2)
画像の出典:TOYOTA GAZOO Racing
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