【フォーミュラE】シーズン3(2016-2017)のルールを簡単に説明します

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フォーミュラEもシーズン3に入ります。毎年レギレーションが微妙に変わっているようなので、新ルールを予習しておきましょう。

全14戦、世界を巡る大イベント

サーキットは世界各国の都市が舞台

フォーミュラEはエンジンの騒音や排気ガスによる公害とは無縁なので、人の多い場所で堂々と開催することができるので大都市の中心部などをサーキットとして利用することも。前シーズンでもドイツのベルリンやフランスのパリなど首都のど真ん中でのレースもあり、地元の人だけでなく観光客の目にも楽しいイベントになっていました。

シーズン3は全14戦、今年はニューヨークが加わりさらに知名度もアップすることでしょう。日本で開催されるのはいつになるのやら。空気を読んで246号線の市街地コースなんて期待したいところですが、せいぜいお台場あたりでしょうかね?(それでも贅沢だけど)。

開催予定地や日程はこちらをご覧ください。

 

最先端の技術を搭載したフォーミュラマシン

電気制御のマシンには各種センサーを搭載し、スピードやアクセル、ブレーキの開度だけでなくバッテリーの残量から360度全方位カメラからの映像などあらゆるデータが確認できる、まさに近未来のモータースポーツを具現化しています。なぜかチーム監督の心拍数まで把握できる無駄に広範囲なモニタリングにより、レース中のアクシデントも今まで以上にスリリングかつ身近な出来事のように感じられるようになりました。

今シーズンからはフロントウィングがタイヤガードと合体して巨大化。未来感漂う?見た目へと変化しました。使用する電力も制限が徐々に緩和されているので、そのうちF1と変わらないタイムが出るようになるかもしれません。

また、人工知能を搭載したマシンによるロボレースの併催も予定されており、ちゃんとしたバトルになるのか心配ですがそちらも楽しみです。かなりカオスな状況になる予感がします。

 

参加は10チーム、20人のドライバー

ついにアウディ、ジャガーがワークス参戦と各チームが本腰を入れ始めました。日本のメーカーが様子見気分でいる内に、電気自動車のテクノロジーは遠いところに行ってしまうことでしょう。ジャガーチームにはパナソニックも参加しているので応援したいところです。

揃ったドライバーたちは、F1への門戸を閉ざされた連中みたいな言い方をされることがあったりしますが、そんなことないです、世界中のモータースポーツで活躍中の面々が名乗りを上げています。むしろ他を蹴ってフォーミュラEに集中しようというツワモノも現れ始めました。2世ドライバーが多いのも面白いところです。往年のF1ファンが泣いて喜ぶセナプロ対決(ブルーノ・セナ選手は故アイルトン・セナ選手の甥、ニコラ・プロスト選手はプロフェッサー、アラン・プロスト選手の息子)もシーズン2で見られ、話題になりました。

チームとドライバーはこちらをご覧ください

 

レースについて

タイヤ競争はなし

全車ミシュラン製18インチの全天候型タイヤの使用が義務付けられているので、メーカーやタイヤの種類による戦略は省略されています。また、各戦ごとに前後5セットまでの使用が認められていて、その内1セットは前回のレースで使用したものを利用することになっています(シーズン初戦は新品5セット使えます)。

 

予選は超短期決戦!

クジ引きによって5人ずつ、4グループに分かれて予選は行われます。各グループに与えられる時間はわずか6分。その中でタイムが計測できるのは2度だけです。

 

スーパーポールで上位が決まる!

予選タイム上位5名はスーパーポールに進出します。タイムアタックは1度きり、1台ずつ順に走ってポールポジションから5番グリッドまでが決定します。ポールポジションをゲットしたドライバーには3ポイントが与えられます。

 

決勝は観客の眼の前で繰り広げられる本気のぶつかり合い

決勝になれば、あとは各車同士のガチバトル、F1などでもおなじみの光景が見られます。市街地コースだと幅も狭く、観客のすぐ目の前でギリギリの接戦が起こることもしばしば。フォーミュラEならではのルールもあるのでご紹介します。

 

人気があれば速くなる!ファンブースト

各マシンには一度だけ通常よりも多くの電力を使って速く走れるブースト機能が装備されています。しかし使えるのはファン投票によって選ばれた3人だけ。人気をあるドライバーが有利になるので、ファンサービスも重要になってきますね。

 

チャンピオンシップを左右するファステストラップ

ファステストラップを出したドライバーには1ポイントが与えられます。前シーズンでは最終戦の決勝直前で優勝候補の2名が同一ポイントの接戦となりました。たかが1ポイント、されど1ポイント。ただし前述のファンブーストを使用してのファステストラップは除外されます。

 

もはやフォーミュラE名物?ピットイン作業

場合によっては戦況を変えてしまう重要なピットイン作業。フォーミュラEは電気で走るのでガソリン補給の必要はありませんが、代わりにバッテリー切れの心配があります。ピットイン作業では充電ではなく、ピットに用意してあるもう1台のマシンに乗り換えるという大胆な発想。

面白いんですが正直ちょっと見た目がアレなので、急速充電技術の発展を期待したいです。

 

チャンピオンシップ

ポイントはF1と同じく1位から10位まで以下のように割り振られます。加えて前述のスーパーポール、ファステストフタイムによるポイントを加え、シーズンで最も多くのポイントを獲得したドライバーがチャンピオンとなります。

1位:25ポイント
2位:18ポイント
3位:15ポイント
4位:12ポイント
5位:10ポイント
6位:8ポイント
7位:6ポイント
8位:4ポイント
9位:2ポイント
10位:1ポイント

同様に、ドライバーが獲得したポイントをチームごとに集計し、最も多くのポイントを獲得したチームがマニファクチャラーズタイトルを得ることになります。

 

おわりに

初戦は10月9日、香港からのスタートとなります。大観覧車のすぐ足元、夜景でも有名なヴィクトリア・ハーバー沿いを走る勇姿を一度でいいから見に行ってみたいものです。オンラインイベントも盛んに行われていますので、腕に自信のある方は挑戦してみると良いですよ。