去年「地方創生」というキーワードが一時期話題になりました。個別では成果が出ている地域もあるものの、日本全体で見ると有効な手を打てていません。
最近あまり耳にしませんが、今年、来年とさらに予算を増やし取り組みが続いているようです。そこで「地方創生」ってなんなの?というところから楽しく学べるWebマンガをKindleを使って読んでみました。
地方は活性化するか否か(ちかすい)とは?
とある架空の地方都市「みのり市」を舞台に「みのり高校地域活性研究部」のメンバーである女子高生たちが地域活性化に取り組む姿を、マンガを通してわかりやすく描いたWebマンガです。彼女たちの言葉や行動から、日本の現状や地方創生の問題点など普段は難しくて考えたりしないことを楽しく学び、意識できるようになっていきます。
キャラクターたちは柔らかいタッチで描かれていますが、自民党の石破茂さんもご自身のブログの中で言及するなど地方活性化の本質を突いた内容は多くの方に支持されています。
マンガ「地方は活性化するか否か」など(石破茂(いしば しげる)オフィシャルブログ)
Kindleで読んでみる
まずは以下のリンク先にアクセスします。
字が小さいなぁと感じたら、表示がPC版になっている可能性があります。一番下までスクロールすると「スマートフォン版へ」というボタンがあるので切り替えましょう。
すると下の方にカテゴリ表示があって「【第1章】最初から4コマを読むという」リンクがあるのでクリックすると、1話から順に読んでいけるようになります。
読み終わって次の回に行くときは、画像のように「次の記事へ」というボタンを押せば順番に移動ができます。
8月末時点で134話まで進んでいますが、4コママンガなのでサクサクと読めます。
読んでみた感想
今年、お仕事で地方創生のプロジェクトに少し関わらせていただいてから各地の動向にも少しアンテナを張っているのですが、国からお金が貰えるから何かやってみる的な計画はだいたい効果が出ていないような気がします。もらえる予算も単年度だから継続的な活性化には使えないので、盛り上がったとしても次の一手がなければ元に戻るか、維持するための費用が残ってしまったりするんですね。
国の補助に頼らない地域のプロジェクトがあって、その計画の一部として補助金を活用した起爆剤的な対策を講じるのが大事なのでは?と考えていたのですが、まさにマンガの主人公たちが自分たちの力で何かを始めようと行動していて、とても共感できました。
それでも、何が正しいかなんて答えは簡単に見つかりません。1つの地域が盛り上がっても周辺から人を集めるだけであれば他の地域に取ってはマイナスになってしまいますし、日本としてみれば全然プラスにならないし。
楽しく読み進められるけど、強大な力を持ったラスボスに挑まなくてはならないような、すごいプレッシャーも感じる作品でした。
おわりに
しっかり読み込んで、ゆっくり考えてみたいなぁという方は書籍化もされていますので購入してみてはいかがでしょうか。
本来であれば、この国の全員に関わる日本が抱える大きな問題なので、もう少し真剣に考えなければなりませんね。地方創生についての考えは別の機会にまとめようと思います。
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