【WRC2016】世界ラリー選手権 第9戦 ラリー・ドイチェランド(ドイツ)の感想です(DAY1)

wrc8月18日(木)から、世界ラリー選手権(WRC)2016年シーズンの第9戦、ラリー・ドイチェランド(ドイツ)が始まりました。1戦ごとに目まぐるしく勝者が変わる混戦のシーズン後半、久々のアスファルトラリーで情勢はどのように変化するのでしょうか。

スポンサーリンク

概要

古代ローマ時代の遺跡も多く残る、ドイツの古都トリーア。現在はモーゼルワインの産地として有名で、ルートの両脇にはブドウ畑が広がり、美しい景色を楽しめます。選手たちも「いつもワインのいい香りがする場所だね」なんて言っています。

コースはここ6戦続いた砂利道から、舗装路へと一転。ブドウの木々に視界を遮られながらも、高まる路面のグリップのおかげで、ドライバーたちは高速かつクイックなコーナリングを強いられます。ここでは毎年のように誰かがブドウ畑に飛び込むんですが、誰が弁償してるんでしょうね。

ここでは名所となっている軍事演習場「バウムホルダー」のステージも虎視眈々と獲物を待ち構えています。荒れたコンクリートの路面はタイヤとマシン各部を痛めつけ、ガードレール代わりに路肩に設置されたコンクリートの塊「ヒンケルシュタイン」は過去に何度も大クラッシュを生んだ名物で、少しでも触れれば無事では済みません。

路面に合わせ車高を落とし、固めのサスペンションセッティング。タイヤもインチサイズがアップしてより強力なブレーキを搭載しマシンの挙動も大きく変化します。加えて雨になればコンディションはガラリと変わる難コース。いつ何が起こるか予想できない1戦になります。

ラリーとは関係ありませんが、トリーアは「資本論」を書いた有名な経済学者、カール・マルクスさんの生まれた地でもあります。

 

【動画】ラリー・ドイチェランドの紹介

 

【動画】ラリー・ドイチェランドのステージ紹介

 

 

DAY1:早くも波乱の幕開け

初日は5ステージ98.97km、ブドウ畑に囲まれた細道から、視界の開けた新設ステージへの流れとなります。曇り空と霧の朝を迎えましたが、夜間の雨も上がり路面はほぼドライコンディション。天候と気温の予想が難しい中、ドライバーたちは固めのタイヤを選択しました。

レースはオープニングからトラブルが続出します。まずはヤリ‐マティ・ラトバラ選手(フォルクスワーゲン・モータースポーツ:ポロR WRC)のマシンから異音が。どうやらギアボックスのトラブルで早速リタイアです。チームメイトのセバスチャン・オジエ選手を含むトップドライバーたちも、コースを間違えたりはみ出したりとゴタゴタが続きます。

結局この日のアンドレアス・ミケルセン選手(フォルクスワーゲン・モータースポーツ2:ポロR WRC)が首位に立ち、ミスから後半持ち直したオジエ選手が続きます。3、4位にはティエリー・ヌービル選手とダニ・ソルド選手(共にヒュンダイ・モータースポーツ:ヒュンダイ i20 WRC)、そして5位にはフォード勢を引っ張るオット・タナク選手(DMACK WRT:フォード フィエスタ RS WRC)が入りました。

ようやく呪いが解けたかと思えていたラトバラ選手は、ここでも不運に見舞われました。本気でお祓いしてもらった方がいいと思うんですけど。

ミケルセン選手は、今回のようにアンダーステアに苦しみながらも最高の結果をきちんと出せる能力を持っています。でも優勝してからはラフなドライブが見られるようになりちょっと心配。最後まで落ち着いて走り切ってもらいたいものです。

 

【動画】ステージ1 – 2 ハイライト

 

【動画】ステージ3 – 4 ハイライト

 

 

続きます

次回に続きます。

スポンサーリンク