【映画感想】たまこラブストーリー/幼なじみ恋愛系最強かよ!(ネタバレなし)

movieこのブログに「幼なじみ 恋愛 映画」のようなキーワードで訪れる方が意外に多く、そんなに需要あるんだろうかと気になっていたんですが、その理由がわかってしまったかもしれません。

教えてくれたのは最近鑑賞した『たまこラブストーリー』でした。

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あらすじ

“たまこ”と”もち蔵”は同い年の幼なじみ。真向かいにある家はどちらも餅屋で、家族も含めていつもみんな一緒にいる生活が普通でした。

高校3年、将来を考え始める時期を迎え、もち蔵は自分の気持ちをたまこに伝えようと決心します。それは当たり前すぎて気づかなかった想い。言葉にすれば今までの日々が変わってしまう怖さ。もち蔵の告白に、たまこはどう応えるのでしょうか。

暖かくて穏やかな毎日から1歩前に踏み出そうとする2人の、愛しい青春映画です。

 

 

感想

観終わった後は、川辺まで全速力で駆けて行って「わーーーーーっ!」って叫びたい気持ちになりました。

誰にも言ってないのに周りにはバレバレな感じとか、告白した後にやってくる謎の嫌悪感とかぎこちなさとか観てるこっちも恥ずかしいんですけど、でも前向きに変わろうとする気持ちや周囲からの優しさとかもあって目が離せませんでした。

 

想いをちゃんと受け止める

たまこはバトン部なのに、投げたバトンをキャッチするのが苦手。それはもち蔵の真っ直ぐな気持ちをどう受け止めていいのかわからず、戸惑う姿と重なります。

普通の恋愛だと出逢ってから「一緒にいたいな」っていう気持ちが生まれますが、幼なじみだと「一緒にいるのが当たり前」という別のスタート地点に立っています(出会いがない側からすると格差を感じますけど)。当たり前だったから、ずっと変わらないと思ってしまう。でも現実を受け止めて「ずっと一緒にいてくれた」「ずっと一緒にいたい」に気持ちが変わったとき、ようやく恋と呼べる形になるのでしょう。

落としたバトン、もち蔵の気持ち、そして作中のキーアイテムとなる糸電話。たまこがちゃんと受け止められますようにって、観ながら必死で応援してしまいました。

 

実写のようなカメラワーク

ストーリー以外にも印象的な部分はありました。特に惹かれたのはカメラワーク。アニメだから実際にはカメラは必要ないと思うんですけど、少しブレのあるカメラで主人公たちにフォーカスをあてて背景をボカすようなシーンや、青い空をバックに叫ぶシーンは実写みたいな構成で、カメラマンがそこにいるかのような安心感。作り込まれた背景が切ない表情に重なり生まれる独特の奥行きのある世界。

おかげでペッタリとした世界にならず、キラキラと眩しい日本映画を観ているような気持ちでした。

もちろんアニメ特有のコミカルなアクションも盛り込まれていて楽しいですし、2次元と3次元の表現バランスにとても気を使っているのが伝わってきます。コミックを下手に実写化するよりも、この作品のように心を込めたアニメに仕上げてくれた方が、ずっと日本の映画らしい完成度になると思うんですけどね。なんでみんな無茶したがるんだろう。

 

テレビシリーズを観ていなくても大丈夫

テレビアニメ『たまこまーけっと』の続編ですが本編を観ていなくても楽しめます。先に目を通しておけば主人公を取り巻く個性的なキャラクターたちの気持ちも深く理解できると思いますが、知らなくても大丈夫。

冒頭や中盤で奇妙な鳥と南国のセレブ風な人物が登場しますが、一切物語には関わりませんのでご安心ください。

ちょっとだけ本編と絡めるところがニクいです。気になってしまうじゃないですか。

 

 

 

この感想を書くために参考にさせていただいたサイトやブログ

 

おわりに

同じ制作会社の『けいおん!』は劇場版だけ鑑賞してテレビアニメの方は放置してしまいましたが、この作品の方が好きでした!アニメって見る頻度少ないんですけど、こんなの知ってしまったら他も気になってきますね。選り好みせずどんなジャンルも挑戦していきたいです。

とりあえず思ったのは、こんな幼なじみいて欲しかった、です。

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