イギリスのEU離脱は結果はともかく民主主義っぽいよね

ukイギリスでの国民投票の結果、EU離脱派が僅差で勝利しました。いろんな意見があると思いますが、個人的にはこの結果こそがイギリスの民意を表しているのではないかと思います。

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残留・離脱、どっちも本音

投票前は残留ムードが漂い、多くの知識人たちが結果を楽観視していました。開票直後は穏やかでしたが、しばらくして離脱派の勢いが数字になって現れると状況が一転、そのまま過半数を超えて離脱派の勝利となりました。

学歴の低い人が未来を考えずに目先の不満からEU離脱を選んだとか、高齢者が古い時代に戻そうとしているとか、移民にウンザリしている現実が生んだ当然の結果だとか、離脱に賛成したけど過半数を超えるとは思っていなくて後悔している様子からRegrexit(Regret=後悔とexit=離脱の造語)という言葉が生まれるなど、本当にまぁいろいろな意見が飛び交いました。

Brexitというパンドラの箱(世界級ライフスタイルのつくり方)

イギリスがEU離脱した理由(WirelessWire News)

Brexit: Do you #Regrexit? UK voters voice doubt over referendum choice(CNN)
(EU離脱を後悔してる?国民投票結果に首をひねる投票者たち)

 

 

進むも地獄、退くも地獄

投票前からいろんな記事に目を通していました。賛成、反対意見どちらももっともだと思いましたし、政治的な話になると理解できない部分も多いですが、どちらにせよメリットは少なくデメリットが多い選択のようでした。

このまま現状維持では生活が苦しくなっていくだろう、でも今日の続きの明日が来て欲しい。だけど何か変えなくてはいけないんじゃないかという気持ちがちょっとだけ強くって、数字として結果に現れたのではないでしょうか。

 

 

みんなで悩むから民主主義なのだ

賛成派、反対派どちらであっても、結果に驚いたことは確かでしょう。今後はもしかしたらやり直し選挙があるかもしれないし、法的拘束力のない投票なので議会で止められてしまうかもしれません。離脱すれば多くの苦しみが待っているかもしれません。今までの暮らしがガラリと変わってしまう可能性だってあります。

それでも彼らは民主主義のルールで戦い結果を出しました。

一方日本はどうでしょう。投票率も低く、選挙に行っても結果とつながっているという実感もない。これで穏やかな人生が続くのなら受け入れられなくもないけど、そんな未来もない。民主主義を守るのは楽じゃない。目を離せば消えてしまう幻想みたいなものですね。

せめて次の選挙では、せめて民意が数字として現れるように多くの人が投票してくれたらいいなと思います。

国政選挙における投票率の推移(総務省)

 

以下の記事を読むと本気の不安を感じますが、ユーロビジョン・ソング・コンテストに出られなくなるの?なんてユーモアも残っているのでイギリスはきっと大丈夫。これからたくさん悩んで、国全体でより良い道を模索していくことになるのでしょう。

The UK’s EU referendum: All you need to know(BBC)

 

 

おわりに

今回の結果によって生じた混乱で大きなダメージを受ける人も多いでしょう。でも、たった1人の投票が国を変えられること、投票による結果には責任が伴うことをイギリスだけでなく他の民主主義国家の人たちが再認識したという意味では、大きな意義があったのだと思います。

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