世界ラリー選手権(WRC)2016 第5戦 ラリー・ポルトガルの結果と感想です(その1)

wrc5月19日(木)から、世界ラリー選手権(WRC)の2016年シーズン第5戦、ラリー・ポルトガルが開催されました。熱狂的なファンの勢いは引き継いだまま、舞台は南米から一気にヨーロッパに渡りました。

 

スポンサーリンク

概要

西ヨーロッパ、スペインの東に位置するポルトガル。首都リスボンから約300km北にある、ポルトガル第二の都市ポルトにほど近いマトジーニュシュを拠点に、タイムアタック走行距離368km、19ステージ4日間に渡る戦いが繰り広げられます。

ベスト・ラリー・イン・ザ・ワールドを5度受賞するほど人気のあるイベントですが、エキサイティングなレースと観客の熱狂によって多くの死傷者を出した悲劇の場所でもあります。

その熱狂がピークを迎えるのは最終日に用意されたファフェでの大ジャンプ。多くの観客が見つめる中で空中に飛び出す爽快なシーンですが、ドライバーに取ってはジャンプ場所から先は見えず度胸が必要なポイント。着地の衝撃も激しく、バランスを崩すことも多い難関です。

今年はどんなドラマを生み出してくれるのでしょうか。

 

ラリー・ポルトガルの紹介

 

ラリー・ポルトガルのステージ紹介

 

ファフェの大ジャンプ

 

DAY1:ヒュンダイ勢が好調をアピール

DAY1は1ステージ、3.36kmのショートステージ。天候も良く気温も18度と絶好のコンディションで、ラリークロス用のサーキットを2台が並走してタイムを競い合いました。ここは順当にオジエ選手(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)がリード。しかし2位と3位にはティエリー・ヌービル選手(ヒュンダイ・モータースポーツN)、ダニ・ソルド選手(ヒュンダイ・モータースポーツ)が入り、第4戦アルゼンチンで優勝したヒュンダイ勢の好調が目立ちます。その優勝者でチーム躍進の原動力となっているヘイデン・パッドン選手(ヒュンダイ・モータースポーツ)は今回メインチームに昇格しての参戦なので頑張ってもらいたいです。

 

ステージ1 – 4ハイライト

 

 

DAY2:ヒュンダイに負けじとシトロエンが躍進

DAY2は8ステージ、132.04km。スペイン国境近くの砂地のような道を走ります。ラリーの拠点であるマトジーニュシュでは朝霧が立ち込めるもののスタート地点の天気は良好。砂地の滑りやすい路面に、トップドライバーたちはソフトタイヤを選択して午前のレースをスタートしました。

3戦ぶりのレースとなったクリス・ミーク選手(アブダビ・トタル WRT)が、先日のパッドン選手の初優勝に刺激されたのか勢いよくトップを奪います。ここ数年フォルクスワーゲンばかり強いので、これで面白くなりそうだと思っていたら起こってしまいました。アクシデントが。

午前中からマシンの不調を訴えていたパッドン選手でしたが、ステージ5でコースオフからの大炎上。オット・タナク選手(DMACK WRT)も全く同じ場所でコースアウトし、ここでステージはキャンセルとなりました。

1日を終えてミーク選手、オジエ選手、ソルド選手と3メーカーが入り乱れる順位になりました。まだ誰が勝つのかは予測不能です。パッドン選手、タナク選手らはコ・ドライバーを含め全員無事でした。良かった。

一番応援しているヤリ‐マティ・ラトバラ選手(フォルクスワーゲン・モータースポーツ)はパワーステアリングが効かなくなるというトラブルを抱え今回も優勝は難しそう。世界ラリークロス選手権(WorldRX)で活躍するペター・ソルベルグ選手のお兄さん、ヘニング・ソルベルグ選手もコースアウトしてこの日リタイヤとなってしまいました。パッドン選手といい応援するドライバーはみんな調子を崩してしまうのはなぜなんだろう。

 

ステージ5 – 7ハイライト

 

ステージ8 – 12ハイライト

 

パッドン選手のクラッシュシーン

 

 

続きます

次回に続きます。

スポンサーリンク