世界ラリー選手権(WRC)2016年シーズンここまでのおさらい

wrc

第3戦まで終了したところで長期のインターバル期間に入ったWRCシーズンですが、いよいよ来週から第4戦ラリー・アルゼンチンが開催されます。

しばらく大きなニュースもなかったので、今季ここまでのレースを振り返ってみましょう。

 

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第1戦ラリー・モンテカルロ:勢力図は塗り替えられるのか?

雪と氷のモンテカルロ。2016年シーズンに向けフォルクスワーゲンは戦闘力よりも安定性を重視した改良を行い、他のメーカーがどれだけマシン性能の差を詰められたかが問われる一戦でもありました。

序盤はアブダビ・トタルWRTのクリス・ミーク選手がトップを奪い、昨年の力関係から変化が見えたように思えました。しかしフォルクスワーゲン・モータースポーツのセバスチャン・オジエ選手が首位を奪い返すと、後続のミーク選手らがリタイヤしてしまい独走状態に。クルマの能力よりも、難しいコンディションに対応できるドライバーの能力によって明暗が分かれた形になっていきます。

終わってみればオジエ選手の圧勝、2位にはフォルクスワーゲン・モータースポーツ2のアンドレアス・ミケルセン選手が入り、フォルクスワーゲン勢の1-2フィニッシュ。3位にはニューマシンで挑んだヒュンダイ・モータースポーツのティエリー・ヌービル選手が入りましたが、まだまだフォルクスワーゲン勢には及ばないようです。

 

ラリー・モンテカルロ レビュー

 

 

第2戦:ラリー・スウェーデン:明暗の分かれるトップチームの二人

スノーラリーを代表するスウェーデン。今年は雪が少なく一時はキャンセルの可能性もありましたが、日程を短縮しての開催となりました。

ここでもオジエ選手の強さが光り、最初から最後まで首位の座を誰にも譲りませんでした。反対に悪目立ちしてしまったのはチームメイトのヤリ-マティ・ラトバラ選手。ジャンプ後の着地でマシンを損傷して2戦連続のリタイヤ。いつもスロースターターな彼ですが、今まで以上に苦しい立場に立たされました。

2位にはヒュンダイ・モータースポーツのヘイデン・パッドン選手が今季初の表彰台。ニューi20の完成度はまずまずといったところでしょうか。3位にはMスポーツWRTに移籍したばかりのマッズ・オストベルグ選手が粘り強い走りで入りました。

 

ラリー・スウェーデン レビュー

 

 

第3戦ラリー・メキシコ

雪と氷の世界から一転、中米の強い日差しのもとでのバトルへと舞台が移ります。ここまで全く良いところのなかったフォルクスワーゲン・モータースポーツのラトバラ選手がようやく目を覚ました一戦となりました。

序盤にトップに躍り出るとさらに調子を上げ、最終日を前にして後続に1分30秒以上のタイム差をつけます。ステージ長が80kmという1983年以降最長の距離を走るステージでもミスすることなく走り終え、3戦目にして初ポイント、そしてようやくの初優勝を遂げました。

オジエ選手もお手上げ状態でしたが、きっちり2位をキープ。ヒュンダイ・モータースポーツのダニ・ソルド選手が3位でフィニッシュしましたがペナルティにより4位に降格。MスポーツWRTのマッズ・オストベルグ選手が2戦連続3位になりました。最後まで走りきった努力が報われましたね。

 

ラリー・メキシコ レビュー

 

2016シーズンこれまでの総集編

 

 

第4戦に向けて

第3戦で優勝したラトバラ選手は現在チャンピオンシップランキング6位なので、最終日以外の出走順は6番手となり先行するマシンが路面に積もった土埃を掃除してくれるアドバンテージを今回も受けられます。前戦メキシコと同じ未舗装のコースでもありリズムを崩さなければ活躍してくれそうな予感。とはいえ負けず嫌いのオジエ選手も今度は簡単に諦めたりしないでしょうから逆襲も見ものです。

どうしてもフォルクスワーゲンばかりが目立ってしまいますが、チャンピオンシップランキング2位につけているのはMスポーツWRTのマッズ・オストベルグ選手。安定感は十分に持っているので、あとは一発の速さを出せるようになってほしいところ。

 

 

おわりに

ここまでの戦い、思い出していただけたでしょうか?

今期からドローンによる空撮が可能になり、今までよりもクオリティの高い映像が見られるようになりました。ハイライトを眺めているだけでも楽しいので、WRCの存在を忘れないでくださいね。

WRC 第4戦ラリー・アルゼンチンは4月22日(金)スタートです。

 

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