ヨーロッパのように難民を受け入れれば日本の人口減少は止められるのか考える

question去年から注目しているヨーロッパの難民問題がだんだんと難しい方向に流れています。増える一方の難民の数に対し、受け入れに否定的になるヨーロッパ。日本も受け入れに消極的な国の一つでもありますが、移民や難民の受け入れ条件緩和は人口減少という問題への対抗策にも思えます。

本当のところ、どうなんでしょうか。

 

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ヨーロッパ難民問題の現状

2015年にヨーロッパに渡った難民の数は1,014,978人と過去最高になりました。今年に入ってからは約14万人と去年後半からは減少していますが、前年同月と比べると遥かに高い数字であり暖かくなって移動がしやすくなる春からの動向が気になります。

Refugees/Migrants Emergency Response – Mediterranean(UNHCR)

 

また、ヨーロッパ内で難民申請をした人の数も100万人を突破し、1,255,635人となりました。2014年が626,065人だったのでほぼ2倍の増加です。当初は難民受け入れに寛大な姿勢を示していたドイツのメルケル首相も、さすがにこれほど増えるとは想定外だったのではないでしょうか。

Asylum quarterly report(2015年の難民申請者数:eurostat)

Asylum applicants and first instance decisions on asylum applications: 2014(2014年の難民申請者数:eurostat)

 

 

受け入れから抑制へ風向きが変わった

最初は人道的な理由から受け入れに好意的だったヨーロッパ各国でしたが、現状の収容能力の限界をはるかに超える人数に悲鳴を上げています。形の見えないテロの恐怖、治安悪化の不安、いつまでもいつまでも生まれた時から過ごしてきた地に途切れることなくやって来る難民の姿に恐怖心を抱いた人もいるかもしれません。

3月7日から開催されたEU首脳会議では、難民の多くを占めるシリア人がヨーロッパに向かうルート上にあるトルコに、難民流入の抑制の壁になってもらないかと依頼しているようです。

 

 

難民受け入れは日本の人口減少を救う?

話は変わって日本へ。先日発表された総務省の統計により人口がついに減少し始めたことが明らかになりました。

平成27年国勢調査人口速報集計結果(要約)(総務省統計局)

 

ドイツも同じように人口増加率の伸び悩みに苦しんでいる国です。難民受け入れによって人口の減少を防ごうという目的があったのではないかと思います。しかし国民の不満の方が今では大きくなり目論見は大きく外れました。もしかしたら、少しずつの受け入れならうまくいったのかもしれませんが。

では日本で同じことをしたらどうなるのでしょうか?日本人の視点だけで考えると、どうしても他民族との壁を作ってうまく馴染まない部分に着目してしまいます。そこで他国の意見を探していたら、日本に住む移民の人たちの意見を載せた面白い記事がありました。

海外の反応:移民受け入れで日本の少子化問題を解決できる?(マダムリリーさん)

 

ここを見ても概ね否定的。冷静に日本を見ているなぁと感心してしまいました。やはり国の大きな方向性を移民や難民の受け入れによって変えるなんて他人任せみたいな案がそもそも間違いなのかもしれません。まずは子供を増やせる国を作らないと。

 

 

おわりに

確かに国としては難民を受け入れるにも限界のでしょうが、国内にいても国外に出ても生きる場所のない難民たちは、どうしたらいいのでしょうか。答えは見つからないままです。

 

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