知るだけで絶望的な気持ちになる日本の人口減少についてそれでも考えてみる

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社会

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2月26日に、総務省から人口速報集計結果が発表されました。調査が始まってから初の人口減少となったことから、未来への不安がハッキリと見えてきました。

自分なりに人口減少について考えてみたいと思います。

日本の人口がついに減り始めた

要約の内容によると、日本の人口は1億2711万人、平成22年からの5年間で94万7千人(0.7%)の減少となります。この調査は大正9年から開始されましたが、今回の結果が初めての減少となりました。

平成27年国勢調査人口速報集計結果(要約)(総務省統計局)

 

人口が減るとどうなってしまうのか

人口が減っていく影響としてよく取り上げられるのは、労働人口が減って国の生産力が落ちるということです。でも生産力が上がったところで一部の人が利益を独占する仕組みになってしまった今では、あまりピンときませんね。人が少なくなっても生産効率を上げて一人ひとりが豊かに暮らせる国を作ればいいんじゃないかとも思いますし。

ただ国際競争が激しくなっているので、油断すると他国に飲み込まれてしまったりする危険もあります。日本が日本であるためには、ある程度の努力も必要になります。

個人的には人が少なくなって目が届かない地域や社会が多くなり治安が悪くなるとか、国を守る力が落ちてしまったりするのも怖いです。

 

どうして人口が減り続けるのか

富める者しか子どもを持てない時代

自分のことすら先が見えない状態では、子どもを持ったとしても育てられるかわからないし、そもそも不安定は経済環境では結婚もままならない。年功序列で雇用も安定していた頃は、先々まで安心だと希望を持てる時代でもありました。今は子育て自体の負担が大きいし、余裕がある生活ができている人でもないと難しくなってしまいました。

高齢者優遇の体制が抜け出せない

「団塊の世代」と呼ばれた世代人口の一番大きな集団が定年を迎え、年金を貰って老後を過ごす時代を迎えました。会社に入って働いていれば老後は安泰だと教えられ経済成長を支えてきた世代ですから、個人的にもねぎらいの気持ちもありますし、政治家は選挙対策としても大きな得票数を持つ集団に対して都合の悪いことを言えないのかもしれません。

でも高齢者を支えるための負担が、子どもを持とうとする人を支える力を奪ってもいます。

 

人口減少から抜け出すにはどうしたら良いのか

人口を増やすには、移民を受け入れるか、日本にいる人たちに子どもを生んでもらうくらいしか方法がありません。数字上は一人の女性が一生の間に2.08人産んでようやく現在の人口を維持できることになります。これは人口置換水準と呼ばれます。

人口置換水準(コトバンク)

以下の資料の24ページによると2014年の出生率は1.42。1974年以来40年にわたって人口置換水準を下回り続けていたので、戻るのには頑張ってもまた40年くらいはかかるのではないでしょうか。こうやって数字だけで見ると絶望的な気分になります。しかも子どもを産むって機械が生産するのとは違いますし。対策が進んでいない大きな原因って、もしかして人の行為を機械的に見てしまっているからなんじゃないでしょうか。

合計特殊出生率について(厚生労働省)

あとこちらも参考にさせていただきました。ありがとうございました。

日本の出生率と出生数をグラフ化してみる(2015年)(最新)(ガベージニュースさん)

 

もっと未来に向かって声を上げなければならない

高齢者の保障も大事ですが、他を犠牲にしても良いのでしょうか。もう少し未来に目を向けた対策をしなくてはならないのではないでしょうか。

団塊の世代だって、自分たちだけが幸せな老後を送れればいいと思っているんでしょうか。そうじゃないって人だっているでしょう。この国に生きる人たちが本当はどう思っているのか意見を出し合う機会を設けて欲しいです。

今年の夏からは18歳以上なら選挙で投票できるようになります。これからの日本を支える人たちの声が大きくなるということです。投票しても無駄だなんて思わずに、自分の選んだ選択と多数決によって選ばれた結果がどうなっていくのか、身を持って体験して学んでもらいたいです。

あとは早いうちに、未来を考える人たちが投票できる政党が生まれるのも必要ですね。

 

おわりに

人口速報集計の結果は知れば知るほど諦めてしまいそうになる結果でした。それでも日本に生まれた以上目を背けようが付いて回る事実なので、なんとか良い方法を考えて行動するしかありません。

こういう資料を作って、数字だけを見て対策を考えるだけってことも正しくないのかもしれません。その数字を作り出しているのは人間なのですから、人口が減るとどうなるのか、日本に住む人全員に関わる問題としてもっと多くの話し合いがあってもいいのではないかと思います。

ここで書いたことも全てではなく、ほんの一部の問題でしかありません。もし読んで頂いて、そうかもしれない、いやそうじゃないかもしれないと、少しでも考えるきっかけになってもらえたのなら嬉しいです。

 

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