民主党のチラシから見る「勝つ気のなさ」とマーケティングについて考えてみる

f_f_object_8_s128_f_object_8_2bg先日の朝に道を歩いていると、民主党の政治家である海江田万里さんが街頭に立っていました。せっかくなので配っていたチラシをもらって読んでみると、デザインやマーケティングの重要性について考えることがあったり、いろいろと党内の事情も透けて見えているような気がして面白かったので、少し考察してみました。

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歩いて通り過ぎていく人に立ち止まってもらうには

配っていたのは、プレス民主号外「共生社会創造」編と呼ばれる号外紙でした。3名ほどでの手渡しスタイルで、予想どおりたいていの人は見向きもせず通り過ぎていきます。それは覚悟の上で挑んでるでしょうから頑張ってもらうしかないんですが、もう少し関心を持ってもらう努力をした方がいいんじゃないでしょうか。

 

折った状態のレイアウトを意識する

もらったときの状態は四つ折り。このままで読めるのは「民主党」の文字と「格差拡大を放置して、子どもや若者(ここで切れる)能力の発揮を阻む”格差の壁”」のメッセージ。なんだか民主党が格差拡大を放置して子どもや若者の芽を摘もうとしているみたいで、実はこれが真のメッセージなのかと勘ぐりたくなります。通行人は民主党だと既に知っているんだから「民主党」を読ませる意味もありませんし。

まずは手渡しの時、折りたたむのであればその状態で伝えたいことが伝わるようにレイアウトした方がいいですね。

 

相手の目線に合わせる

海江田さんがチラシを配っている時に思ったんですが、掛けてくださる声が大きくてハキハキしてたのは好印象でした。ただ渡す時の手の位置をあまり上げず(寒かったのもありましたけどね)、受け取る際に少し前に体を傾ける感じになりました。

せっかくのメッセージを届けるんですから、相手の目線まで手を上げてお渡しした方が、より効果的なのではないでしょうか。

 

 

多くの人に読んでもらえるメッセージとは

対象を狭く限定したメッセージは、それ以外の人を拒絶する

とりあえず折りたたんだ状態では理解できないので開いて内容を確認してみました。まず目につくのが「教育格差」、「雇用格差」、「男女格差」の壁です。この壁によって苦しむ人たちを救うために民主党は行動するんだ!って気持ちは素晴らしいです。

でもこう書かれると、一部の人しか救ってくれないのでは?という疑念も生まれます。男性で子供もおらず小さい会社ながらも正社員として働いているような人は、これまで優遇されてきたとみなされて高い税金をかけられ苦しむことになるんでしょうか。

差し伸べる対象を狭く限定してしまうメッセージは、当てはまらないと思った人にとって読む価値のないものになってしまいます。

 

もう一段上の視点で考えて見みる

格差拡大は放置できない問題ですし何らかの対策は僕自身も必要だと考えています。でもそれは日本を良くするための手段の一つなんでしょうから(もしかしたらこれで全部?)、まずは民主党の政策の柱を常にアピールしていかなければならないでしょう。1つの手段を取り上げたいのなら、今回はこの政策の中の詳細について説明しますと一言書けばいいですし。そういえば民主党の柱となる政策って何だろう?もっとアピールしてください。

国を守るなんて言えない、書けない事情もあるのかな。嘘でもいいから言って欲しいよね。

 

 

誤った認識から生まれるミスリード

財政の公平な分配策として金融所得や高額納税者への増税が書かれていますが、なんかそれって全然公平な感じがしません。むしろお金を持っている人に対しての憎悪を感じます。資本主義では儲けるのは悪ではありません。共産主義を目指すなら先にそれを宣言して有権者に理解を求めてはどうでしょうか。岡田代表の財産を「公正に分配」してもらって豊かに暮らせるなら僕も喜んで党員になっちゃいそうですけど。

 

富裕層も日本人ですからね

確かに妬む気持ちがないわけでもないですが、富裕層だって日本人です。税金だってたくさん収めてもらっているのに文句ばかり言うのは失礼です。恨みや妬みで変わった国が幸せになれるなんて絶対ないです。

日本を良くするということは、その中にも富裕層が含まれています。それを忘れてはいけません。

 

ゲームメーカーたちにフェアな戦いを求める

とはいえ格差是正のためには、少なからず富裕層にも負担をかけることになるでしょう。彼らはルールを良く知り、その上で勝てる可能性の高い勝負を仕掛けて資産を増やし続けています。ルール違反をしているのではなくて、ルール上許されるのであれば何もやっても平気なだけです。あと利益にならないことはしません。

ですから、今のまま格差が拡大すれば後々の利益にならないこと、今のルールがアンフェアではないことを理解してもらいましょう。新しく作る公平なルールの上で正々堂々と戦おうじゃないかと。逃げるなら臆病者だと。まぁ言う方も相当覚悟がいりますが、それくらい日本の危機だということは誰もが感じているはずです。

 

 

おわりに

チラシを見る限り訴えようとしている層にものすごい偏りがあって、国を立て直そうという気持ちよりも不満を爆発させて何か起こそうという暗いオーラを感じました。自民党よりも凄いんだ!というような勝つ気も全く伝わってきません。

正直言って、今の民主党に投票する価値はありません。だからこそ立ち直ってもらって強い野党になってもらいたいという思いがあります。政治は与党か野党かではなくて、両者があって成り立つバランスが重要だと考えています。自民党だけだと暴走したときに止められなくなっちゃいますしね。

こんなことしてると他の党のも読んでみたくなってきました。チラシ見つけたらちゃんと読んでみてください。本当のことばかり書いてあるとは限りませんが、嘘の中にも真実が隠されているかもしれませんよ。

 

 

 

 

 

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