人類滅亡の日は近い?【人工知能は人間を超えるか】感想です

2016年1月4日

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角川EPUB選書の「人工知能は人間を超えるか」がAmazonで99円だったので購入して読んでみました。iPhoneでもSiriが搭載されるなど、身近なところにまで迫ってきた人工知能の現状がわかりやすく書いてありました。

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今までは力任せだった

例えば目の前に10本の分かれ道があって、1つしかない正しいルートかを知ろうと思った時、コンピュータは1本づつ正解が見つかるまで総当たりで探していく方法を取るしかありません。コンピュータだと疲れもしないし、性能が上がればそのスピードが上がって答えを出すまでの時間が短くなりはしますが、実はあんまり知的ではなかったんですね。

 

人間の手による人工知能学習の限界

単純な問題なら力任せでも良いですが、ちょっと複雑なことをしようとするとき、例えば写真に写っているのが人間かネコなのか判断するときは、その判断基準を人間が与えてあげなければなりませんでした。

顔中が毛に覆われていて、ヒゲが生えていて、4本足で歩いていたらネコだよと事前に教えてあげる必要があります。

でもこれだけだと、単にヒゲ顔のオッサンが四つん這いになっているだけなのにコンピュータはネコと判断してしまいます。人間なら一瞬でオッサンだと気づけますが、判断基準を人間が与えてあげる方法ではコンピュータ自身が考えてることにはならないんですよね。

 

でもコンピューターが概念を認識し始めている

でも最近の技術では少し変わってきています。インターネット上にある膨大な画像や動画を使ったディープラーニング(人間の脳をソフトウェアで模倣した機械学習方法)によって、ネコとはどんな感じなのか、人間とはどんな感じなのかという概念を学べるようになってきました。

これの技術によって写真を見せるとこれはネコだ、人間だとコンピュータ自身が判断することができるようになり、しかも学習を続けることによりどんどんと精度が上がっていきます。人間なら猫ひろしの写真を見て一瞬分類に困るけど、コンピュータなら絶対間違えないといった違いも生まれてくるのかもしれません。

 

シンギュラリティー(技術的特異点)が起こる日

今のペースでコンピュータの技術が進歩し続けると、いつか人間の知能を超える日が超えると言われています。その時点はシンギュラリティー(技術的特異点)と呼ばれ、予測では2045年。いったん人間の知能以上のコンピュータが生まれてしまうと、そのコンピュータが自分より少しだけ優秀なコンピュータを生み出し、生み出されたコンピュータは更に優秀なコンピュータをと連鎖が起き、人間からどんどん遠い存在になっていってしまうと予想されています。

そんな世界が訪れたとき、世界は、人間はどうなってしまうんでしょうかね。コンピュータからは不要だと判断されてしまうのでしょうか。今では本気で心配するような時代になりました。

 

おわりに

正直言って難しい説明も多く、内容をどこまで理解できているかというと微妙なんですが、これまでとこれからの人工知能研究の流れを知るには十分な内容となっていました。Kindle書籍だと場所を取らない分いつまでも手元に置いておけるという利点があるので、もう少し経って読み返してみるとまた違った視点で受け止められるかもしれません。

セールがいつまで続くのかわかりませんが、セール後でも知的欲求を満たしてくれる1冊です。もし興味があれば読んでみてください。

今年もKindleでたくさん本を読もうと思います。そして、たくさんご紹介できればいいな。

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