WRC(世界ラリー選手権) 2016に向けてヒュンダイのニューマシンがお披露目されました

2015年12月21日

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少し前の話題になりますが、2014年にWRCに参戦してから着実な成績を残しているヒュンダイ・モータースポーツが、2016年に向けて意欲的なニューマシンの投入を発表しました。名前は変わらずi20 WRCですが、チームの今後を占う大きな挑戦となりそうです。

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ニューマシンのお披露目

12月9日、ドイツのアルツェナウにあるヒュンダイの開発拠点で次世代i20 WRCがお披露目されました。

New car and bolder ambitions for Hyundai

 

1年間にも及ぶ開発プログラムと、すでに8,000kmのテスト走行をこなして来たということで、2016年の初戦モンテカルロでのデビューからライバルチームにも引けを取らない結果を残せそうな気配です。

でも2017年からはレギュレーションが大幅に変更になるため、せっかく開発しても使用できるのは1年間のみ。それでもお金を掛けて実践投入してくるところに本気を感じます。

ドライバーも変更せず、チームとしても3年目を迎え熟成しつつあります。2016年を勝負の年と考えているようですね。

 

これまでの成績

2014年から参戦したヒュンダイモータースポーツは、初戦のモンテカルロこそ2台揃ってのリタイヤとなりましたが、3戦目のラリー・メキシコでは早くも3位表彰台と性能の高さをアピールしました。そして9戦目のドイツではティエリー・ヌービル選手が初優勝、ダニ・ソルド選手が2位と参戦一年目にしてワンツーフィニッシュを果たしました。

2015年に入っても安定した成績を残し、優勝こそなかったものの4度(サテライトチームのヘイデン・パッドン選手を含めると5度)の表彰台と活躍。マニファクチャラー選手権ではシトロエンと最終戦まで2位争いを演じるなど高いポテンシャルを発揮しました。

 

来季の成績はどうなるのか

来季2016年は、主要自動車メーカーが参戦するマニファクチャラーズ選手権からシトロエンが1年間の限定ですが外れます。2位のチームがいなくなってしまった以上、来季のフォルクスワーゲンに立ち向かっていくライバルの筆頭として少なくとも2位以上の成績というが最低限の成績となるでしょう。

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一つ気がかりなのは(形式上だけですが)エースドライバーのはずのティエリー・ヌービル選手がマシン横に3番手として記されている点です。お披露目会でもあんまり楽しそうな顔をしていなかったような気もするし、モチベーション的にどうなんでしょう?

 

その先にある2017年を目指して

ヒュンダイが2014年に参戦してから2015年まで戦ってきて、マシンアップデートこそ続けていますがモデルチェンジはこれが初めてです。2017年からの大幅な規定変更を見据え、ニューi20は大掛かりなマシン開発のノウハウを身につけるために、このようなタイミングでのマシン変更となったのではないでしょうか。

フォルクスワーゲンはディーゼル規制の不正問題がありましたが、予定通りであれば2019年までは活動を継続することになっており、すでに2017年モデルの開発も進めています。シトロエンは一時撤退ですが、それは新しい幕開けとなる2017年を意識してのこと。

そしてついにトヨタが2017年から参戦となります。たぶん目標はフォルクスワーゲンが達成した初年度総合優勝だと思いますので、ヒュンダイとしてもフォルクスワーゲンと並んでライバルとして戦いたいという思惑があるのかもしれませんね。

 

おわりに

トヨタが2017年から復帰することになって、他にも参戦するチームが増えるんじゃないかと思っていたら、来季は逆に減ることになってしまいました。それだけに残っているチームが意欲的に取組んでいる姿を強くアピールしてもらいたいところ。他のチームがどう対抗するのか期待したいと思います。

それよりスバルさんも、そろそろどうですか?

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