今週の初めにMicrosoftから、クラウドストレージサービスの「OneDrive」についてサービス内容を改定するという発表がありました。それについて一個人ユーザーとして思ったことを書きます。
1人で75テラバイトも使ってた人のせいで・・・
発表は「The OneDrive Blog」という公式のブログ上で行われました。Office365というMicrosoftオフィスを月額課金で利用できるサービスの契約者にはOneDriveの使用量が無制限になるという特典がついていたのですが、少数のユーザーがとんでもなく大量のデータをOneDrive上に保存していたようです。
そのサイズなんと75テラバイトと、一般のユーザーと比較すると14,000倍だとのこと。これを受けてMicrosoftは容量無制限使用を撤廃することにしました。
くわしくは以下の記事をどうぞ。
Office 365に付随するOneDriveの容量が無制限から1TBに(PC Watchさん)
同情しますよ、Microsoftさん
無制限なんて言ってしまうと絶対こういう人が現れるんだから、何らかの対応は事前に考えておくべきだったんじゃないでしょうか。75テラバイトは異常だとしても、多くの人がデータが無制限に保存できるなら全部クラウド上に置けばいいやって考えになってしまうと思います。改悪だ!なんて記事も見ましたが、そんなことはないと思います。リミットがある方が不公平感もなくなるし。
僕の場合はOffice365を契約しているので容量無制限から1テラバイトになります。今だって10ギガバイトも使っていないくらいなので、全く影響がないからそう思えてしまうというのもありますけど。
いや、やっぱり改悪じゃないか!
なんて書いていたら、記事をよく読むと実は無料プランまで変更されています!今までは無料ユーザーは15ギガバイトまでだったのに5ギガバイトになってるし、写真をOneDriveで自動バックアップするようにしたら更に15ギガバイト無料で追加してくれるサービスまで廃止になるそうです。
つまり無料で使える容量が30ギガバイトから5ギガバイトと6分の1になってしまうんですね。これはヒドい。
おわりに
容量が小さくなってしまったのは残念ですが、クラウドストレージサービスはGoogle DriveやDropboxなど競合も多いので、競争によって時間が経つにつれてまた徐々に増えてくれるんじゃないかなぁと期待しています。PCやスマホ、タブレットなど異なる機器でデータを共有できる便利さはもう捨てられないので、今更使わないなんて選択肢はないですしね。
それよりも、このOneDriveはMacの中にも同じファイルを残そうとするので、クラウドに保存している容量と同じ分だけMacの容量も取られてしまうようです。Windows版はそんなことないのに。容量の問題よりもこっちを優先して対応してもらいたいです。
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