第2回:「人生を面白くする映画について語ろう会」に参加したときの感想です。

2015年10月26日

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先日10/17(土)に月島で開催された「人生を面白くする映画について語ろう会」の第2回に参加してきました。その内容を簡単にレポートしたいと思います。

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第1部:題材映画の解説

今回のイベントのテーマは「恋愛」ということで、題材に選ばれたのは「孤独な場所で」「あと1センチの恋」という2本の恋愛映画です。第1部ではこの2作についてメインスピーカーの成宮秋仁さんヒナタカさんをメインに、夫婦コンサルタントの笠原ノリ子さん、恋愛コンサルタントの新倉裕太さんのお2人を加えた解説が行われました。

 

孤独な場所で(現代:In a Lonely Place)

こちらの映画の解説は、その豊富な知識と深い考察で「歩く映画ウィキペディア」と呼ばれるほどの成宮さん。

1950年代のアメリカを舞台にしたこの作品を、ニコラス・レイ監督、主演の名優ハンフリー・ボガートさん、そして恋人を演じたグロリア・グレアムさんといった制作に関わった人たちの思いを紐解きながら、映画の内容だけでなく当時の時代背景までも振り返り、象徴的なシーンをいくつか取り上げながら解説してくれました。

例えば、当時ニコラス・レイ監督とグロリア・グレアムさんが結婚していたというような事実は簡単に調べられるかもしれませんが、当時のハリウッドが築いたスタジオ・システムに対する反抗的作品であったというお話や、元々サスペンスとして執筆された脚本が恋愛映画として完成した経緯など、なぜそこまで知っているんだろうと思ってしまうほどの圧倒的な情報量には、映画に対する探究心の強さが伺えます。

物語のストーリー、各場面に込められた意味や演技中の表情にいたるまで細かく分析された解説には、事前に一度鑑賞していた映画をさらにその周りからグルリと360度観察したような気持ちになりました。

 

あと1センチの恋(現代:Love, Rosie)

次の映画を解説してくださったのはヒナタカさん。ご自身の映画ブログでも軽快かつ愛のあるレビューを掲載されています。

この映画は、18歳のころから12年間に及ぶ男女のすれ違いが描かれるという、もうそれだけでツッコミを入れたくなる作品なんですが、実はとても奥の深いストーリー。映画の中に見る男女の考え方の違いを、各シーンを交えて解説してくれました。

このあたりになるとゲストスピーカーのコンサルタントさんたちもエンジンがかかり始め、「お互いちゃんと言葉で伝える」ことの重要さや「女性は出産とか大きな転機のたびに大きく成長する」という女性特有の変化、「男性はドカンと大きなサプライズをしたがるけど、女性には継続的に愛情を伝える方がいい」など男女間の意識の違いに話が及び、映画の枠を抜け出して、もはや人生についての名言が飛び交うディスカッションに。でもテーマとなる映画が共通認識となり、ブレたりしないところが面白かったです。

個人的な感想を付け加えると、恋愛コンサルタントの新倉さんみたいにカッコイイ男性はiPhone6のローズゴールドを持ってもカッコイイということがわかりました。

 

 

第2部:シネマレコメンド

次はワークショップ形式で、解説者を含む参加者全員が他人にお勧めしたい恋愛映画を一人ずつ発表するシネマレコメンドが始まりました。発表と言っても壇上に立ってのプレゼンではなく、みんなが輪になって順番に好きな映画を好きなように語る形式です。

「ヒロイン失格」のような新しい映画もあれば、「チョコレートドーナッツ」「愛しのローズマリー」みたいな深い作品もあったり。成宮さんは驚きの「金星人地球を征服」をレコメンドで場内がざわめきました。しかしその理由には全員が納得させられてしまいます。たしかに金星は愛と美の女神ビーナスですからね。恋愛映画に通じるものがあっても全然おかしくない。

どの映画も自分だけでは選んだりしないようなタイトルなんですが、こうやってお話を聞いていると、どの映画も面白そうで観てみたくなりました。恋愛映画とは言っても別にジャンルにこだわる必要がなく、その人が恋愛映画だと思えばそうなってしまうのです。本当にいい映画はドラマや恋愛だというカテゴリに収まらず、物語も観てる側も笑ったり泣けたり怒ったりと様々な感情を生み出すものなのかもしれません。

この後シネマカウンセリングという、どんな映画が観たいかをイメージしてそれにピッタリの映画をお勧めし合うというコーナーも予定されていましたが、レコメンドで盛り上がりすぎて時間がなくなってしまいました。ちょっと残念。

 

第3部:クイズ大会!

最後の部は3チームに分かれての超ウルトラ難問映画クイズ大会です。成宮さんとヒナタカさんが考えた奇問珍問が続き、全員が頭を抱えました。普段は優しい成宮さんの意外なサディスティックっぷりを垣間見たような気がします。

さすがに映画にとても詳しいお2人が作成しただけのことはあります。映画検定とかに出てきそうなくらいのハイレベルな問題あり、最近映画館に行ったならわかるかもレベルの問題ありとバリエーションも豊富でした。答えはあの俳優さんかな〜と思わせといて違うとか引っ掛け問題があったりと、答えられなくても面白くてためになる情報満載でした。

ヒナタカさんの出題は多少優しくなったようでしたが全くわかりません!結局前回のクイズ大会でも優勝した方が所属したチームが見事勝利。次は1問くらい当ててみたいです。

 

その後:月島といえばやっぱりアレですよね

イベント終了後は有志による打ち上げとなりました。場所が月島だったので選択肢はもんじゃ一択。参加者でありながらいろいろな意見を言わせていただいたり、イベントのテーマがテーマなだけに男女の違いについて盛り上がったり。2時間くらいだったのですが、終わってみると、もっと長かったような短かったような不思議な感じ。お腹も心も満たされた1日となりました。

 

おわりに

参加者の中では「映画について語ろう会」の主催者でもある柏木さんをはじめ第1回から参加されている方たちとの再会もあり、人との繋がりを持つ場としての楽しさもありました。普通なら接点のない者同士だけど、映画という趣味で繋がっているのが面白いなぁと思うのです。このイベントに取り上げた映画についてのレポートも書かれていますのでぜひ読んでみてください。うまいなぁ。

男女の関係に悩んでいる人に自信を持ってオススメできる映画『あと1センチの恋』(FILMAGAさんより)

僕自身は頭が空っぽの状態で映画を観る派だし、観終わった後もポワ〜ンと余韻に浸っているだけで大した知識は持ち合わせていません。でもいろんな人からいろんな映画のお話をお聞きしたり、あの映画のあんなところが好きなんだよね〜って話して理解してもらえたりして嬉しくなったりして、以前よりもずっと映画を楽しめるようになりました。

映画大好き!いろいろ映画について学びたい!という人はもちろん楽しめますし、こんな面白い映画を観たけどこの感動を話す相手がいない!とか、最近元気がなくって勇気がもらえるような映画ない?なんて思っている人も参加して頂けたらと思います。

他にも成宮さんオススメの恋愛映画紹介コーナーや、映画研究に役立ちそうな書籍の展示などもあり、最初から最後まで楽しいこと満載のイベントでした。

次回は12月に開催予定。日程が決まったらお知らせしたいと思います。今度は写真とかも撮ってこれたらなぁ。

 

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