ウェブ上にある日本語のニュース記事を読むくらいなら横書きでも構わないのでそのまま読めばいいのですが、ウェブ小説のように長くて読むのに時間がかかるような文章なら、やっぱり縦書きでじっくり読みたいもの。
そんなとき、Kindleでお手軽に読めるようにテキストファイルを縦書きPDFに変換する方法をご紹介します。
青空キンドルでテキストファイルをPDFに変換しよう
以前こちらの記事で青空文庫の小説を縦書きのPDFファイルに変換する青空キンドルをご紹介しましたが、今回はそのサイトの別ページにある青空キンドル(自前のテキストデータ変換版)を利用します。
このサイトに自分で作ったテキストを貼り付けて「PDF化」ボタンを押すと縦書きに変換したPDFファイルを自動的に作成してくれるという優れものです。
変換には段落やインデント、難しい漢字によみがなを付けたりと様々なレイアウトを指定することもできるのですが、そこまでしなくて大丈夫。1行目にタイトル、2行目に著者名を入れて、2行あけてから本文を書き始めるだけでそれっぽい出だしになります。
あとはお好みで途中改行を加えておけば完成です。テキストをペーストして「PDF化」を押してみてください。ファイルが作られます。
PDFファイルができたらKindleに転送するだけ!
あとはご自分のKindleにPDFファイルを転送するだけです。開いてみると半角文字が横向きのままだったりしますが、ちゃんと縦書きに変換されているのがわかると思います。
これだけの手間で、ちょっとした小説みたいに見えるでしょ?
横書きでは気付かないものが見えたりします
縦書きにすると雰囲気が変わるだけではなくて、ディスプレイ上の横書きでは気づけなかったような文章の誤りや読んでいて感じる引っ掛かりを見つけることもできます。縦書きと横書きって頭に入ってくる印象が違ってるような気がします。
あと、これは人によって感じ方は異なるのでしょうが、縦書きだと文章と真剣に向き合わなくてはならないような気持ちになります。縦横どちらにも読めてしまうのもよく考えたら凄いのですが、日本語って不思議な言語ですね。
おわりに
どうしても日本語だと縦書きで読みたくなるので、こういうサービスがあると助かります。
ちなみに『魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」』というサイトのウェブ小説をこの方法で変換してみましたが、除去が必要な文字が多く物語も長いのでテキストを加工するのに一週間くらいかかってしまいました。小説を買った方が良かったような気が・・・。でもお金をかけず読書を楽しみたい方には有効なツールです。
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