そもそもヨーロッパの難民受け入れ問題の原因はなんだろう

2015年10月6日

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以前こちらの記事を書いてから、ヨーロッパでの難民受け入れ問題がずっと気になっていました。テレビで流れているのは混乱する現地の状況ばかりで、なぜ今になってこんなにも問題になっているかは詳しいことは説明があまりありません。そこでネットの情報がメインになってしまいますが少し自分でも勉強して、何か原因なのかを考えてみました。

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どうしてこんなことになっているのか

そもそもヨーロッパ難民受け入れ問題の原因は何でしょうか。どうやら2011年に起こった「アラブの春」という民主化運動でエジプトやチュニジア、リビアなど北アフリカや中東各国で反政府運動による革命が起こったのが原因のようです。他国の政権が崩壊していきますがシリア政権だけは耐え続け、国が疲弊していく中でイスラム国までやってきて更に混乱してしまいます。

政権に反対していた人たちや、内戦によって住む場所を失ってしまった人たちが行き場を失って国外に出ていくしかなくなり、トルコ、レバノンのような隣国やヨーロッパに向かったのです。

 

そんな話をうまく説明してくれている記事を発見しました。人道的な観点からの訴えになっているので実際はもっと複雑なのかもしれませんが、ザックリと知りたい方は記事内にある動画を一度見てもらえたらなと思います。

The European Refugee Crisis Explained In Six Minutes(Social Europeさん)

なぜ急に難民が増えたのか、そしてなぜシリアからの難民が多いのか。現状に至るまでの過程が6分間にとても簡潔にまとめられています。日本語字幕まで付いて至れり尽くせりです。

 

まだまだ増えるかも・・・終わりが見えない不安

まだまだ解決の糸口を見つけられないままですが、どうやら予想より更に深刻な状況になってきているようです。難民の受け入れに積極的だったはずのドイツも80万人としていた今年の受け入れ予想が150万人に達する可能性があると言われ始めて、もう限界かも・・・というアナウンスが流れました。

ドイツ大統領「難民受け入れ 限界ある」(NHK NEWS WEBさん)

 

去年はヨーロッパだけで約60万人、1番受け入れの多いドイツはその3分の1ほどを担っています。そこがギブアップしてしまうとEU(欧州連合)の中でも大きな影響が出る事になります。

 

確実に以前よりも厳しい状況になっている!

報道では騒がれたりしてるけど、ニュースでは混乱ぶりを伝えるだけで実際のところどうなのかあまり見えてきません。そこで現場を数字がないものか探していたら、ようやく統計データが見つかりました。確認すると確かに去年の2、3倍では済まなそうな感じがします。下記の資料はまだそれほど騒がれていなかった6月までのものですが、この時点ですでに90,000人。1日あたり約3,000人に上ります。7月以降の数字がとても気になります。

File:First time asylum applicants, EU-28, January 2014 – June 2015.png(eurostatさん)

 

ここに書かれているのは難民申請者数(Asylum applicants)です。国に入ってもまだ申請していない人も多いのでしょうから、実際はもっと大きな数字になるでしょう。難民問題が今までとは違う新しい段階に入ったことを、グラフの急角度が示しているようです。深刻な事態だと思えるのは体感的なものだけでなく、実際の数字としても現れ始めています。

 

おわりに

一番最初に紹介した動画を見ていて思ったのですが「難民だからスマホは不要ですか?」なんて問われると、意識はしてなくてもどこか難民というものを誤解していたのかもとハッとさせられました。彼らも僕らと何も変わらない人間なのにね。単に難民として受け入れるだけではなく、その後も支援できるような仕組みはないものなんでしょうか。

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