ヨーロッパで起こっている難民の受け入れ問題を調べてみた

2015年9月21日

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今年に入って、ヨーロッパを中心に難民問題が深刻になってきています。受け入れに寛容だったドイツでさえ一時制限する必要があるほど想像を超えた数の人が安住の地を求めて彷徨っています。でも実際のところ、どれくらい凄い人数なのかイメージが掴めなかったので調べてみることにしました。

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そもそも難民ってなんだ?

ざっくり言うと「難民」とは、自国内での紛争や環境の悪化によって望まずして故郷を離れなくてはならない人たちのことをいいます。

難民と区別が難しい言葉に「移民」があります。こちらはより良い働き先や暮らしを求めて他国に移住する人たちのことです。

定義について詳しくは難民条約を参照してください。

難民条約について(国連難民高等弁務官事務所さん)

 

難民はどれくらいいるんだろう?

国内で苦しんでる人を含めると6,000万人!難民はそのうち2,000万人

下記の統計では、2014年時点でに紛争や迫害を逃れ、家を追われた人の数が約6,000万人いるとされています。そのうち約3分の1が難民となって国から離れ、生きる場所を探しています。さらには苦しい環境の中、国内で避難している人たちはその2倍もいて、そのうち減るだろうなんて楽観的な予測はできません。

グローバル・トレンズ2014(国連難民高等弁務官事務所さん)

ヨーロッパだけで去年は66万人の申請

下記の記事中にあるヨーロッパでの難民申請件数を見ても、申請数が急激に増えているのが分かります。2014年で66万人を超え、少なかった10年前と比べると3倍以上の数になってます。

欧州の難民問題、六つのグラフで分かりやすく解説(swissinfo.chさん)

同じ記事で難民申請希望者数を見ると、ISISにより混乱する中東や、内戦の続くアフリカが多いですね。みんな国を追われて命がけで地中海を超えてヨー ロッパに向かいます。その途中で溺れてしまうこともありますが、それだけ危険でも生きるためには他に選択肢はないのです。

今年はドイツだけで100万人?

ヨーロッパで一番難民を受け入れているドイツでは、2014年に約20万人が難民申請して5万人近い人数が滞在を許可されました。

The abysmal gap between the UK and Germany on the refugee crisis( MashableAsiaさん)

しかし今年はドイツだけで100万人がやって来る見込みだという話まで出てきました。仮に前年と同じく4分の1を受け入れて定住させるとしても25万人。一箇所に集まったら結構大きな都市ができてしまいます。ドイツだけを見ても、去年までとは状況が全く変わってきているんですね。

ドイツ流入の難民、今年100万人に達する可能性=副首相

 

難民問題の厳しさ

人の命を数字だけで見るのは良くないですが、国内避難民を含めると世界には約6,000万人が自分の住んでいた場所から追われているのだと初めて知りました。ISISの活動は収まる気配がないので、この人数が減ることはしばらくないでしょうし、ヨーロッパを中心とした受け入れ側はもう限界を超えていますから、今後も難民を押し付け合うような悲しい状況が続くということですね。

ちなみに日本は難民申請者の多い中東やアフリカから離れていますが、それでも2014年に5,000人が申請しています。その中から日本での滞在が許されたのは難民認定を受けた11名を含む121名だけ(日本は偽装難民が多いという理由もあるようです)。

世界の難民と日本の難民支援(AARJapanさん)

ドイツは人口減少を外部からの移住者で補って食い止めようとしているので、同じ悩みを抱える日本でも難民でもを受け入れるということになっていくのかもしれません。治安も悪化とか日本文化の維持が難しくなるとかたくさんの問題が出てくると思いますが、他人事ではなく、もっと真剣に考える必要があるのだなぁと思いました。

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