「金持ち父さん貧乏父さん」を読んでお金持ちの考え方を知ってみよう

2015年9月1日

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つい最近「金持ち父さん貧乏父さん」を読みました。この本が発売されて流行っていた時にも読んだことがありましたが、そのときは心に響きませんでした。多分著者のロバート・キヨサキさんの生き方、考え方に同意できなかったんだと思います。しかし今になって読むと否定とか肯定とかは別にして、冷静に考えることができました。今回は、この本から僕が感じたことを言葉にしてみたいと思います。

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資本主義を受け入れるか否か

この本を読んでいて最初に生じた違和感は、まず資本主義を受け入れなければならないということでした。日本は資本主義国家なのですが深く考えたことがなかったような気がします。大事なのは勤勉に働く労働でも、代々続いた技術を守るための努力でも、死の淵にいる人を助けようとする勇気や愛ではありません。

資本主義では資本が全てです。資本を増やすための価値がないものは、この世界に意味はありません。その冷酷で無慈悲なシステムの上ですでに生きているということを知り、肯定することができて初めて、この本に書かれている内容を理解し実践できるのではないかと思いました。

 

資本主義とは

資本主義と聞いてどんな想像をするでしょうか。僕の場合、”誰もが自由にお金を稼げて買い物ができる”。そんな感じを思い浮かべてしまいました。でもこの本を読んだ後では、”資本が全てを支配する”というシンプルなイメージに落ち着きました。だから資本主義なんです。

 

労働は美徳ではない

資本主義では資本が全てを支配します。なので労働も資産の一部でしかありません。真面目に働くことは美徳だと親や学校からは教えられたりもしますが、単純労働のように利益にならないものであれば善良な人であっても価値としては低いのです。

全員がそうではないでしょうが、資本家にとって人の心や命とは、お金に換算できる資産の1つでしかなく。結婚した相手さえ自分の資本か資産のどちらかにカテゴライズしてしまうのかもしれません。そう受け取られるのも想定したうえで書いているのでしょうが、ロバートさんの考え方を受け入れられない人がいるのも理解できます。

 

お金持ちから見た資本主義のルール

では、資本主義の支配層はどのような考えを持っているのか。ここからはロバート・キヨサキさんの本を読んで僕が受け取ったイメージです。ロバートさんの意思とは異なっているかもしれませんのでご参考までに。

資本(まず資本ありき)

資本とは、価値ある資産を生み出す源となる力です。一番わかりやすいのは資本金。アーティストだと曲を生み出す才能とか、強靭な肉体を持っていれば身体も資本になりますね。親が裕福で何かしようと思った時に元手を出してくれるとか美人だとか、そういう人は生まれながらに大きな資本を持っていると言えます。会社で言われるがままに仕事をしているだけだと、資本になるものを持てないままになってしまうかもしれませんよ。

資産(資本を価値ある資産に変える)

資産とは、資本を元に手に入れた価値あるものです。例えば不動産を購入したり人を雇ったり。先ほどの例で考えると、アーティストが制作したCDも資産になりますし、強靭な肉体を活かして我が身ひとつで家を建ててしまえば、それも資産です。ただし誰かに雇われてボディーガードの仕事についてしまうと、あなたが誰かの資産になってしまい、それで得る賃金以上の価値を求められることになるのです。

お金(価値の差分がお金に変わる)

お金とは、資産の価値を数値化したものに過ぎません。それは人によっても異なりますし、時代の移り変わりによっても変動します。

最初は何もない場所に立っていた一軒家でも、そのうち近くに駅ができて保育所、スーパーや病院などが周囲に建ち始めれば、便利なら住みたいと思う人が増えます。他の人に先を越されて買われてしまうかもしれないと考える人が増えれば、多少値段が高くてもその家は売れるようになります。

無名だった頃に制作したCDも、もしも人気が出て来れば倍くらいの値段でも買ってくれる人がいるかもしれません。そんな風に価値は常に変動します。

そして、自分の資産に付けた価値よりも他者が高い価値を付けてくれたとき、始めて手元にお金が生まれます。逆に低い価値になれば手元からお金は消えていきます。

こう考えるとお金自体に価値はないと思えてきますね。

資本に還元(更に大きな資産のために)

手にしたお金から税金や生活に必要な分を除いて、残った分はまた資本に戻します。お金のままでもいいし、例えばセミナーに行って自分の能力を高めるために使うのもありです。音楽の才能を資本と捉えて大きくしたいなら、もっといい楽器や機材を購入する手もあります。

とにかく資本を大きくし続けること、その一点のみに全てを捧げます。資産家にとって資本主義とはそういうゲームなのです。法律を守るのも資本を没収されるというリスクを減らすための行動です。戦争と平和だって、資本を増やせるか否かというジャッジ1つで決められる選択肢でしかないんです。

 

資本主義は簡単に終わらない

資本主義の終焉は近いなんて言う人もいますが、終焉が始まったからって簡単には終わりません。仮に正しいとしても、少なくともあと何世代かは続いていくことになるでしょう。

別にみんな資本主義に飲み込まれてしまえと考えてはいません。肯定したところで成功する人はせいぜい10人に1人でしょうし、残りの人は結局誰かの資産でしかなくなるのでしょう。そして資本主義を否定して反対するにしても逃げるにしても、終焉を迎えるまでの長い間は苦しい戦いを続けることになります。

肯定するか否定するか。どちらにせよ資本主義についてもっと知っておく必要があるのだと思います。なので僕自身ももっと勉強しなければならないと感じました。たとえ手遅れだとしても。

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